ボツネタボンバーズ(JAMY通信のネタをお願いしたが紙面に載せられなかったので記事の生きの良いうちに〔ちょっと落ちてきたかな〕WEBにあげてみました。)JAMY広報部jam@mint.or.jp
以下の物語はある男の信念と執念そして妄念へと続く長い道のりの真実の記録である。(^O^)
(執念君への道)
text by 秘密工作員
近頃、とても安くなったパソコンですが、それでも有名メーカー製だと20万円前後から、しかも使うか使わないかわからないソフトや機能が付いていて、いざ新しい機能・パーツを付けたそうとすると「空き」がなかったりして困ることもあります。
JAMYパソコンサークルでも昨年より懸案となっておりましたが、ひょんな事から私が作ることになり、今どきの「自作組立パソコン」について、手順やメリット・デメリット、感想をレポートします。
はじまりはいつも思いつき
6月1日、例によってのPCサークルで、「とにかく1台、PCサークルで作らんと始まらんぞ!」「そやけど、軍資金が...」「“株式会社PCサークル”で草刈りでも請け負うか...」とかなんとか、いつもの調子でありました。1昨年、松阪でのインターネット接続サービスの草分け「インターネット松阪」の鈴木さんに自作について講義をしてもらいながら、なかなか踏み切れず、半ば“アイデア倒れ”化しておりました。
ところが、4日朝、津市の某パソコンショップが新装開店セールで、「日替わり限定特価品セール!」というのをやるというので、冷やかし半分開店時間に行ってみると、本日特価の自作部品がまだ残っていたのでした。「これはやるっきゃない!」とばかり、買ったものの、1台作るためには他の部品も...結局徹夜も含め、3日間開店セールに並んだ工作員です。(^_^;)
何がいるかな?
今のパソコンは、IBMが設計したATという機種にDOS/VというOSを載せたものが基になっていて、「AT互換機」とか、「DOS/V機」と呼ばれます。したがって、基本的な仕様はすべて同じと言えます。それに各パーツメーカーが、工夫を凝らした追加機能で競争をしています。ですので、一部組み合わせでは動きませんが、外見・大きさは別にして基本的には同じ構造です。で、一般的には
・CPU
ご存知パソコンの頭脳。現在約3種類の構造に形状で区別でき、それぞれ処理速度(MHz)で、値段が変わる。もちろん高速なものが高いが、300MHz程度あれば今のパソコンとして不足はない。
・マザーボード
「CPU」(頭脳)とその他部品を基盤上でつなぐ、名前の通り“母体”各メーカーがCPUの形状や、追加機能に合わせて多数のマザーを出荷している。基本的なPCの性能はこのマザーボードとCPUの組み合わせて決まる。
・メモリー
CPUで処理する命令・データを一時貯めておくところ。ここ数年で劇的に安くなったパーツの一つ。32MBでもいいが、最低64MBは欲しいところ。
・グラフィックアクセラレータ(ビデオカード)
パソコンで処理した“画面情報”を、CPUに代わって計算表示させるためのパーツ。
これが高速だと、画面の表示領域や色数が大きく、早く表示できる。
・外部記憶装置
パソコン上で実行するプログラム(ソフト)を入れておいたり、データを残しておいたりするところ。通常「フロッピーディスクドライブ」(FDD)、「ハードディスクドライブ」(HDD)、「CD-ROMドライブ」(CD)を指すが、使い勝手の上ではHDDの大きさ(容量)が重要。今時、最低でも4.3GBは欲しい。
・入出力装置
命令やデータを打ち込むキーボード、マウス、結果を画面表示するディスプレイ、印刷するプリンター、音を出すサウンドボード、それにこの頃では電話回線(インターネット接続など)と結ぶモデムも必須と言える。
・ケース
これらを納め、電源を供給し、場合によっては冷却するための空冷ファンが付く。マザーボードの規格によって大小数種類の形状がある。
・OS(オペレーションシステム)
具体的には「WINDOWS98」とか「WINDOWS95」「DOS」といったプログラムを購入し、登録することになるが、2台目以降の人なら、手持ちのWINDOWSを使うことも出来る。
といったあたりの部品が必要です。最近ではマザーボードに、上のビデオカード機能・サウンド機能・モデム機能を載せたものも多く、メーカー製パソコン並みにコンパクトにまとめることも出来ますが、自作機の醍醐味“パワーアップ”時に、制限されることが多くなります。
最近は、これらをひとまとめにして、自作キットとして売っているところも多く、基本性能さえ満足なら、下手に一つ一つ自分で探すより、安く上がることが多いです。ディスプレイ・OS(WINDOWS)が別で、5万円台からあります。また、既にWINDOWS98までセットアップされ、ディスプレイが付いた完成品でも、構成部品にケチを付けなければ、8万円台から購入できます。
今回の構成部品と価格
某ショップの「開店激安セール!」に乗せられ、今回購入したのは以下のパーツです。
(ホントに安かったのかなぁ...)
・CPU Intel cerelon433MHz(ソケット370) 7,800円
500MHz台のペンティアムVとか、K-6Vといったものが最新ですが、値段と性能を考えたら1万円前後のcerelon、K-6Uがお買い得です。
・マザーボード Aopen AX6BCtypeR+変換アダプター MSI MS-6915 14,080円
本来はペンティアムV用ですが、今回はソケット変換アダプターを使い、cerelonを載せます。マニアックな製品も多いですが、初心者には簡単高機能なボードの方がありがたい?
・メモリー ノーブランドSDRAM 64MB (PC100 CL2)3,800円
せっかくだから128MB欲しいところですが、特売品はこれだったので、安けりゃまーいっか!
・グラフィックアクセラレータ ダイヤモンドViper770(32MB)12,800円
最新のアクセラレータですが、1世代前の5,6千円ので、機能的には十分です。
・外部記憶装置
3モードFDドライブ アルゴテクノス21 1,980円
40倍速CDドライブ Cyberdrive CBD-400D 1,980円
HDドライブ (手持ちIDE 6.4GB 市価16,000円程度)
FDDとCDは近頃、どんなものでも内蔵なら5千円程度。HDDは最近の10GB程度でも2万円前後と安いですが、金がないので流用。
・入出力装置
キーボード PROTEK SDK-112JM 980円
マウス マイクロソフト InteliMOUSE 1,980円
モデム (金がないのでパス! 市価6千円程度)
サウンド ダイヤモンドSONICIMPACT S90 1,980円
+ サブウーハー付きパワードスピーカ 2,980円
ディスプレイ (これも手持ちNEC15インチを流用 市価2万円程度)
このあたりは好みの問題で、ある意味消耗品ですし、高いから高機能というのはサウンド・ディスプレイぐらいです。でもなけりゃ困る...
・ケース 某ショップ専用ケースATX 5,980円
見栄えはともかく、なかなかしっかりした造りです。
・OS 手持ちWINDOWS98をインストール(市価14,000程度)
初めての人には必要ですが、手間さえいわなければ手持ちメーカー製パソコンの付属CDが使えます。
以上、セット購入で安くなったものも含め、購入価格は計54,000円程度。手持ち流用分を換算してOS・15インチディスプレイ込み10万円少々となりました。
では、組み立て
6月も半ばを過ぎたとある雨の日、「買って3ヶ月で旧型化するパソコンを、部品のまま半月も置いてたら腐る!」と、手をつけました。まずは手順の確認...
1、ケース・電源・ケーブル、ねじ類など付属品の確認
2、CPU、マザーボード周りの取り付け
3、ドライブ類・マザーボードの組み付け、結線
4、キーボード・マウスを付けて、動作確認
5、BIOS(基本機能・入出力装置)セットアップ
6、WINDOWS98のインストール
7、拡張ボード類、ソフトなどのインストール、セットアップ
<終了!>
基本的にそれぞれに組み立てマニュアルというものはないので、各部品の説明書(英語が多い!)を参考にします。しかし、最近は各社ホームページで日本語の解説も多く、また組み立て手順などを説明している雑誌・書籍・個人HPも多く、手順さえ間違わなければ、1から4までは、約1時間。それこそ今時のややこしい“合体ロボット”より簡単です。問題はちゃんとつながっているかどうか...うちの場合、すんなり電源を入れてOK!でした。ソケット類のつなぎ間違い、接続不良の場合は、画面が立ち上がらないので、電源を落として再確認します。(これが結構面倒!)
無事、画面が出たら、マザーボード上にあるBIOSセットアッププログラムというのが起動し、内蔵時計の時刻セットをして、つながっている機器類の確認をします。これも英語ですので,ちとうっとおしいですが、ほとんどの場合そのままでOK、いじる必要ないようです。
問題はウィンドウズのインストールだけど...
さて、機械的・電気的に機能してることが確認できたら、オペレーションシステム「WINDOWS98」のセットアップです。市販の製品版を買えば簡単で、説明書もついてますが、2万円弱しますし、手元にあるのにもったいない。今の一般ソフトはほとんどWINDOWS95と両方対応ですので、あればwin95でも大して使い勝手は変わりません。私の場合、富士通のデスクパワーについていたwin95を元に、アップグレード版win98を「クリーンインストール」という、初めからwin98を導入する方法をとりました。このあたりはパソコン雑誌・HPなどに詳しいので参考にしてください。(実はここで、機械的トラブルがあったんですが)
一口にWINDOWSのセットアップ・インストールといっても、すんなり行って2時間、少し手間取ると原因究明に一晩二晩かかることはザラにあります。うちの場合、手順で拡張ボード類を最小限の接続から始めたため、途中で設定することもなくラッキーでした。先にWINDOWSをインストールして、拡張ボード類はWINDOWSに自動認識させる...最近のWINDOWSは賢いですよ〜!かつてWin3.1で再インストールの嵐(?)を何度も経験した私には拍子抜けするほど。車でいえばオートマとマニュアルミッション、いやセルモーターが付いてるかクランクシャフト回すか(そんなのしたことないけど。)それほどの違いあります。
ところで、トラブルというのは、FDDが、画面上では認識されるんですが、実際にフロッピーディスクを入れると「アクセスできません」って表示され、フロッピーが読めないという障害が起こりました。「不良品かも?」と不安でしたが、とりあえずインストールには、手持ちの富士通デスクパワーの内蔵FDDをつなぎ、事無きを得ましたが、後日、いろいろと確認したところ、回転部分が丸出しのため、本体ケースと接触していた...というおよそハイテクな装置とは関係ないことでした。(店にクレームつけに行って、恥かかなくて良かった...)
結果オーライ、楽勝楽勝!
初めての自作パソコンでしたが、予想以上に簡単だったこともあり、気を良くした私は今流行りのCDコピーのできる「CD−Rドライブ」をインターネット通販で買いました。IDE内蔵型ですので本体ケースに余裕がないと付けられませんが、2万円くらいから手に入ります。今回載せたのは通販ショップ「TOWTOP」の書込み4倍、読込み8倍、リライタブル(RW)2倍という製品で25,800円でした。(税・送料別)先行して使っているJAMYPCの「はなや」君ではないですが、ほんと便利です。ソフトのバックアップ(違法コピーはだめですよ!(笑))音楽CDのコピー、データのバックアップ、時間は少々かかりますが、今のパソコンなら、どの機種に持っていってもCDなら読めますから、とてもデータのやりとりが楽になります。(フロッピー500枚分記録可能!)これはこれから2台3台とパソコンを使われる方にはぜひお勧めしたいです。(もっとも、誰か持っていれば、そこでCDを焼いてもらったらいいことですが。)
結局安いか高いか(まとめ)
以上、手持ちの部品を生かして5万円、一通り使える状態で10万円程度で、メーカー製最新パソコンに引けを取らないパソコンが、初めてでも簡単に作れるできることがわかりました。しかもあとからカスタマイズするのも簡単!これで言うことなし!...でしたが、つい先日、当JAMY部長氏がついにパソコンを購入することになり、品定めをしていたら、市内家電店で17インチモニター、モデム、OS付き12万8千円(!)というほぼ同等性能のパソコンを発見!しかも、買ってきてコードつなぐだけでOKの完成品です。(もちろんワープロとかゲームとかのソフトは付いてませんが)「わしの苦労は何だったの?(涙)」そうですねぇ。これからパソコンを自作するなら、手元に使える部品が余ってるとか、特殊な機能・用途に使いたいとか、そんな理由がなければメリットないかも知れませんねぇ。ディスプレイ・OSなしなら49,800円から十分使えるパソコン買えますし、最近は「指定のインターネットプロバイダーに加入して通販を利用するなら、タダでパソコン差し上げます」なんて会社もありますから、安い自作品のメリットは...少しパソコンの仕組みが解かるってことぐらいでしょうか?
チャンチャン!