勝手にコラム


ぐる〜っと一周69市町村スタンプラリー三重・そのF


マニアック度★★★☆☆

マップ

東紀州〜完全制覇

1月25日土曜日、スタンプラリーも7日目、残るスタンプもあと13個。1回目の締め切りが1月31日という事と、自分の休日が今月は今日だけという事で、実質最終日にしなければならない。もちろん1日でクリア出来る数ではあるが、1つ問題がある。今回のスタートは57番目大宮町だが、 58番目南島町の協賛店、『浮島パークなんとう』の開店時間が午前10時。で、68番目の紀宝町の『ウミガメ公園』が午後4時に閉まってしまうのだ。要するに58番から68番までの間を、6時間以内にクリアしないといけないのだ。もちろん紀宝町だけ先にスタンプを押せばいいのだが、 これは自分ルールに反する事となる。今まで頑なに守りつづけてきた自分ルールを、はたして最後まで貫き通しゴール出来るのだろうか?
そういう訳で、南島町の『浮島パークなんとう』の10時開店をターゲットに自宅を出発すれば いいのだが、今日土曜日は競馬開催日。自信ありのレースがあったのでどうしても買いたかった。その販売開始時間が午前9時。馬券購入してからスタートしたので、予定が1時間ほど遅れてしまった。この1時間が後にとんでもなく影響してしまうとは、この時は予想だにしなかった。


木つつ木館

57、大宮町(道の駅 木つつ木館)

いよいよラリーも東紀州に突入。午前9時半に自宅を出発、天気もまずまずだ。高速を使って、勢和多気インターで降りる。そこからは、三重県南勢部の大動脈である国道42号線を南下。前回の終了地点である、大台町の道の駅『奥伊勢おおだい』 の前に来たところで、距離カウンターをリセットする。今回最初のスタンプになる、大宮町の道の駅『木つつ木館』はすぐ近く。なんなくクリア出来た。


浮島パークなんとう

58、南島町(浮島パークなんとう)

県道 ちょうど、『木つつ木館』から東方向にのびた県道を走ると、南島町に通じている。しかし、これが大変な道だった。超狭い峠道だった。どんなけ狭いか?左の写真がその県道だが、わかりにくいがこの道幅と車幅がほぼ同じと考えてもらえばいい。ここはヘアピンになってるので、まだ広いほうだ。 美杉村と飯高町を結ぶ国道368号も狭かったが、ここはそんなの比じゃない。落石はあるわ、ガードレールはないわ、斜面には岩が飛び出てるわで、それこそ対向車が走ってきたら崖からまっさかかまである。 幸運にも対向車は来なかった。峠に着いたらなんと自転車で登ってきている2人の男性がいた。車を降りて2人に話しを聞いたら、伊勢から来ているとの事。なんともたくましい。
峠からまたまた狭い道を降りと、ちょうどダンプカーが脇から出て来た。 うそやろ?こんな狭い道ダンプ?なんとかダンプの前に入れてくれたので一安心。結局『浮島パークなんとう』に到着したのが11時過ぎだった。


奥伊勢フォレストピア

59、宮川村(奥伊勢フォレストピア)

宮川村に向かうには、さっき来た道を戻らなくてはならない。さすがにあの峠だけは避けたい。ダンプの存在も気になるし・・・。こうゆう時、カーナビって意外に役に立たないので、ロードマップを広げる。 そしたら、260号線をそのまま紀勢町へ向かい、途中から42号線に入れるルートがある事がわかった。距離的にそんなに変わらないのに、なんでカーナビでは検索してくれないのか・・・?このルートだと道もそんなに狭くない。
42号線に入って、北上。58番の『木つつ木館』の前を通る。時間的にもこちらの方が早かった・・・。宮川村は、三重県の市町村では最大の面積を誇る。だから、スタンプ設置場所 によっては、とんでもなく遠いところに行かなくてはいけないのだ。さて、協賛店の『奥伊勢フォレストピア』はというと、42号線から宮川沿いを数キロ走ったところにあった。これはラッキーだ。飯高町みたいに奈良の県境まで行かされたら とんでもない。それにしても、この宮川。三重県きっての清流だけあってかなり美しい。今度ゆっくり来たいものだ。


トロピカルガーデン

60、紀勢町(トロピカルガーデン)

42号線に戻り南下、またまた『木つつ木館』の前を通過。志摩半島の南の付け根に位置する紀勢町の協賛店は『トロピカルガーデン』。海沿いまで行かなくてはならない。南島町から来た道を今度は逆方向へ。国道260号線に入る。この260号は一体何回走っただろうか・・・? 紀勢町に錦というところにあり、想像以上に距離を走った。途中のコンビニで、おにぎりと焼き鳥を買ったが、さすがに焼き鳥は運転しながら食べられないので、ここ『トロピカルガーデン』の駐車場でさっさと食べた。


頭之宮四方神社

61、大内山村(頭之宮四方神社)

時刻も午後1時を回った。紀宝町まであと3時間で行かなくてはならない。非常にきつい展開だ。ここまでの行ったり来たりが予想以上に時間を食ってしまった。しかし、ここからは国道42号線を中心に、串団子状に市町村が並んでいるので、 今までよりは容易くクリア出来そうだ。しかもスタンプ設置場所も、道の駅が多いのも助かる。
さてさて61番まで来た。大内山村のスタンプは『頭之宮四方神社』にある。なかなか渋いねぇ。今までにも神社に設置場所はあったのだが、1市に対して複数の協賛店があった為、行ってなかった。 だから、神社は今回がはじめて。先を急ぐのでお参りもぜずにスタンプだけ押してきた。


マンボウ

62、紀伊長島町(道の駅 紀伊長島マンボウ)

国道42号線をただただ南下する。荷坂峠を通過して、紀伊長島町へ。スタンプ設置場所は、道の駅『紀伊長島マンボウ』。道の駅は必ずと言っていいほど国道沿いにあるので、場所も見つけやすい。それに、それぞれの街の特産物などを 看板にしており、工夫がなされている。ここ紀伊長島の道の駅は、マンボウが冠名になっている。3連三角屋根の外観も面白い特徴の1つだ。


お魚らんど

63、海山町(お魚らんど海山)

海山町といえば、種まき権兵衛の里だが、スタンプは国道42号線沿いの『お魚らんど海山』にあった。海産物の専門店であるここには、熊野灘で獲れた新鮮な魚が並べられている。店頭ではお約束でもある、 さかな さかな さかな〜♪さかなをたべ〜ると〜♪っと、流れていた。


おとと

64、尾鷲市(おわせお魚市場 おとと)

やっと尾鷲市まで来た。64番目のスタンプは『おとと』という鮮魚の市場にある。ここも魚屋さんかぁ。尾鷲の市街地にあるので非常に分かりやすい。土産屋さんもあり、熊野古道の資料なども取り扱っている。 もちろん東紀州の特産物はここに揃っている。
余談だが、どうも写真が逆行で撮りにくい。ここだけではなく、今回はどこもそうである。冬場は太陽が低いし、建物の位置もなぜか悪い・・・。


熊野きのくに

65、熊野市(道の駅 熊野きのくに)

尾鷲市から峠を越えて、山道の途中に、65番目の道の駅『熊野きのくに』がある。ここまで順調のようだが、時刻は午後3時。車を降りて走って店内へ。スタンプをさっさと押して、車に乗り込む。 時間的にもかなりきつくなって来た。この辺りから迷いが生じてきた。


湯の口温泉

66、紀和町(湯元山荘 湯の口温泉)

熊野市から、紀和町の協賛店の『湯の口温泉』まで40km近くもある。ここへ行ったら確実に、午後4時閉館の68番紀宝町『ウミガメ公園』には間に合わない。スタンプが押せなかったら、今月末の締め切りには間に合わない。しかし、 自分ルールを破って、紀和町を飛ばして、紀宝町へ向かえば間に合う。迷った挙句とった行動は・・・。とりあえず『ウミガメ公園』に電話をした。午後4時が本当に閉館なのか?閉館後もスタンプが押せるのか?・・・ 答えは、5時ごろまでは居る。との事だった。ヨシ!紀和町へ向かうぞ!
紀和町は国道42号線から離れた場所にある。いわば串団子から1個こぼれてる感じだ。そのこぼれた団子には、311号線で向かう。猛烈に飛ばした。 これほど車を飛ばしたのは久しぶりだ。『湯の口温泉』近くまで来て、道が3本に分かれている。どれが本当だ?1番山側を選ぶ。それがなんととんでもない道だった。狭いという次元ではないのだ。それは、大宮町から南島町に向かう県道 よりも更に狭い。それに、1週間ぐらい車の通った形跡がない。不安になって電話をしたら、3本の内、真中を通らないとダメだったのだ。そんなこんなでやっと『湯元山荘』に到着。


パーク七里御浜

67、御浜町(道の駅 パーク七里御浜)

かなりロスしてしまった。川の向こうは和歌山県の飛び地である熊野川町。三重と奈良の間に、ポッカリと和歌山県がある。県レベルでの飛び地は全国でもここだけなのだ。そんな事はどうでもいい。もう午後4時を回った。 『ウミガメ公園』は閉まっているのだ。電話のおじさんの言う通り、本当に5時前まで居るのだろうか心配になってきたので、再度電話した。「なんとか待っていて下さい」と念を押した。「5時ごろまでは居るよ」とおじさん。 311号を飛ばしに飛ばして、42号線へ。そして、御浜町の道の駅『パーク七里御浜』に到着。時刻は午後4時半すぎ。急いでスタンプを押す。


ウミガメ公園

68、紀宝町(道の駅 ウミガメ公園)

そして、やっと例の『ウミガメ公園』だ。距離的にはすぐ近いのだが、なんと国道42号線が工事をしており、片側車線規制。なかなか進まない。もう5時になるぅ〜。おじさん居てくれ〜! なんとか5時10分前に到着。扉にはカーテンが・・・。でも、カギは締まってなかった。扉を開けて中に入ると、陳列物には白い布がかけられており、すっかり店じまいしていた。でも、おじさん待っていてくれた。 そして、68番目のスタンプも無事クリア。おじさん、ありがとう!


マル井マート

69、鵜殿村(マル井マート)

長かったスタンプラリーもいよいよフィナーレだ。最終スタンプは鵜殿村の『マル井マート』というスーパーにある。『ウミガメ公園』からはほんの数キロだ。午後5時ちょうどに到着。駐車場に止めて店内へ。 そして、最後のスタンプを押す。ちょっと感動。これでやっと終わったのだと、安心すると同時に、なんだか寂しい。駐車場に戻ると、村会議員の選挙演説をしている。その議員候補は、「私はこの鵜殿村が大好きです。26歳の若輩者ですが・・・・」と。 なんとなくそんな言葉を聞いて、最後がここでよかったと痛感した・・・。


今回のまとめ

ラリーカード 今回、東紀州を中心に13個のスタンプを押すことが出来、無事69市町村完全制覇をはたした。今回のポイントはなんと言っても営業時間内に周れるかどうかにあった。それも、なんとかウミガメおじさんの配慮で、自分ルールを崩さずにクリア出来た。 そういう訳もあって、美しい東紀州の景色や七里御浜の海岸も堪能出来なかった。
69個のスタンプを押し終え、この三重県の一番南に位置する、鵜殿村から帰らなければならない。本来もっと写真も撮りたかったが、全くと言っていいほど撮ってない。 すっかり夜になった国道42号を北上。スタンプを押すために立ち寄った道の駅も、ただただ横目で通過するだけ。誰も誉めてくれるわけもなく、誰も祝ってくれるわけもなく、1人帰路についた。


☆データ集☆


(到着時刻はおおよそ。距離はキロメートル。)
 市町村協賛店到着時刻区間距離TOTAL距離
6日目(2003年1月25日)
57大宮町道の駅 木つつ木館AM10:003.8975.4
58南島町浮島パークなんとうAM11:0035.01010.4
59宮川村奥伊勢フォレストピアPM0:1054.01064.4
60紀勢町トロピカルガーデンPM1:0037.51101.9
61大内山村頭之宮四方神社PM1:3518.51120.4
62紀伊長島町道の駅 紀伊長島マンボウPM1:5510.61131.0
63海山町お魚らんど海山PM2:2019.11140.1
64尾鷲市おわせお魚市場 おととPM2:408.61148.7
65熊野市道の駅 熊野きのくにPM3:0019.11167.8
66紀和町湯元山荘 湯の口温泉PM4:0040.01207.8
67御浜町道の駅 パーク七里御浜PM4:3525.01232.8
68紀宝町道の駅 ウミガメ公園PM4:504.21237.0
69鵜殿村マル井マートPM5:003.91240.9


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