〜 いきているきろく 〜
2005年06月編 その1

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2005/06/01 (水)

6月

_ 6月突入。ノーネクタイ!

ジロ・デ・イタリア

_ ジロ第10ステージ、ほぼまっ平らなコース。チームが地元というコロンビア・セッレイタリアのイッリアーノが単独で逃げていたが、集団につかまる。イッリアーノ、左腕上部に漢字の刺青をしていたが、いったい何とかいてあったのだろう…。今日も最後はファッサボルトロがトレインをつくって磐石の態勢、と思ったら、マキュアンがペタッキを数センチ差で差してしまった。アシストがなくても勝ってしまうマキュアン、恐るべし。ツァベルもいいとこまで上がってきたけど、最後はオグレディにかわされて4位に終わってしまった。明日はドロミテ山岳ステージなので、一気に総合順位が入れ替わるかな。


2005/06/02 (木)

ジロ・デ・イタリア

_ ドロミテ山塊に突入するジロ第11ステージ。ゴールのゾルド・アルトは山頂ゴール。総合争いは動きに動いた。1級山岳のパッソ・デュランの上りでCSCのバッソが積極的にレースを展開し、クネゴが後れをとってしまう。バッソについていけたのはサヴォルデッリ、シモーニ、ディルーカ、アティエンサだけ。さらにアティエンサ、ディルーカが遅れ、先頭は3人に。

_ パッソ・デュランを上り終えると、下りが大得意なサヴォルデッリが2人を引き離し、最後の上り前に20秒ほどのマージンを築くことに成功。ゾルド・アルトまでの上り、バッソがしかけてシモーニが遅れ、そのバッソはサヴォルデッリに追いついて、2人でゴールへ。スプリントを制したのはサヴォルデッリ。しかしバッソの積極的な走りは良かった。TTもよかったし、ツールでの活躍が期待できるなぁ。

_ これでバッソが総合首位に浮上。サヴォルデッリは18秒遅れの2位。粘ったディルーカが総合3位に残り、クネゴは7分20秒遅れの16位に転落。

_ 遅れてやってきたマキュアンはゴールした直後に表彰台に連れてこられてポイント賞の表彰。頼むよ、ちょっと休ませてよ、っていう表情。受け取ったマリア・チクラミーノを着ずに肩にかけちゃった(^^;。


2005/06/03 (金)

ジロ・デ・イタリア

_ ジロ第13ステージ。山岳ステージの狭間の、ミラノをのぞけば最後の平坦ステージ(だったかな?)。ファッサトレインが万全でなく、チェラミカのグリリョが隙をついてゴールを狙う!が、その後ろをペタッキがとって、何とかペタッキの勝利。マリア・チクラミーノのマキュアンはスプリントに絡めず6位。ポイント総合は守ったものの、明日から山岳に入るので、ここでお帰りでしょうな。


2005/06/04 (土)

来客

_ 朝から新聞屋(集金)、黒猫、飛脚の訪問を立て続けに受ける。

大雨

_ 朝は晴れていたものの、昼前から徐々に曇りだし、昼過ぎに雷→大粒の雨。慌てて洗濯物を取り込む。姉の家の方では雹が降ったらしい。

ジロ・デ・イタリア

_ ジロ第13ステージ。218km、しかも1級山岳が3つもある、今年のジロ最難関ステージ。イタリア人以外の主要スプリンター(オグレディ、キルシプー、マキュアン、クック)らが未出走というのは予想通りだったが、リクイガスのエース(の予定だった)ガルゼッリまでも未出走とは…今年は全くいいところがなかったなぁ。さらに2003年のツールでの落車以降いいところのないベローキもこの日途中リタイヤ。うーん、もうかつての走りは取り戻せないのか…。

_ レースはコロンビア・セッレイタリアが大活躍。ルハノが最初の3つの山岳ポイントをトップ通過、「モンターニャ・パンターニ」だけはサウニエル・デュバルのガラーテに奪われたが、最後の山岳はパッラ、ルハノの1-2。そしてパッラはステージ優勝。ルハノは3位に入って山岳賞のポイント差を広げた上に、総合でも8位にまで浮上してきた。このチーム、山で強いなぁ。2位でゴールしたガラーテも総合5位に浮上。

_ 総合争いではサヴォルデッリがパッラから遅れること4分でゴール。中盤クネゴとともにアタックしたシモーニとディルーカがその7秒遅れで続いたが、マリア・ローザを着るバッソがどうしたことか大ブレーキ。ライバル・サヴォルデッリから1分8秒遅れて総合首位の座を明け渡してしまった…。


2005/06/05 (日)

Fポン

_ Fポン第4戦はリニューアルした富士スピードウェイでの初開催。予選ではKONDOレーシングから代役出場となったクインタレッリが1回目でいきなりトップタイムを出して驚かせる。最終的には6位だったけど。

_ 決勝は予選2位の平中が好スタートを切って1位を走るも、フライングの裁定でペナルティ。途中から富士特有の大雨となって、ライアンがピットロードでガードレールにぶつけるわ、トップランしていた片岡がスピンオフ→リタイヤになるわ、2位を走っていた土屋武士がホームストレートでスピンして止まってしまうわで大混乱、赤旗が出てレース中断。2パート制に。片岡と土屋は2パート目に出られず。

_ つづく。

ジロ・デ・イタリア

_ ジロ第14ステージ。今回のジロ最標高地点(チマ・コッピ)ステルヴィオ峠を通過する、立て続けに厳しいステージ。ステルヴィオ峠は2758m!雪の壁が道路脇に連なっている。観客の着込み具合からも寒さが伝わってくる。それでも、温暖化の現れか、昔と比べると雪の壁の高さは低くなっているらしい…。

_ チマ・コッピ=ステルヴィオ峠を獲ったのはコロンビア・セッレイタリアのルハノ。20点を稼いで山岳賞が堅くなってきた。パッラが続き、2人は「やったな」とばかり握手。ホントにコロンビア・セッレイタリア勢、山に強い。

_ バッソは胃の調子が悪くて、完全にクラック。それでもアシストに守られながら走っている。ステルヴィオ峠頂上で、バッソが止まる。ビャルヌ・リース監督とトレーナーがバッソに話しかけている。リタイヤするのか?しかし、バッソ、どんどん着込んでいく。下りに備えて。まだ走るらしい。観客からも声援が飛ぶ。

_ トップグループの中からパッラが飛び出す。サヴォルデッリを含むグループ・マリア・ローザを、クネゴがシモーニのために献身的にひく。その中からシモーニがアタック!そのアタックについて行けたのはガラーテとディルーカのみ。サヴォルデッリが遅れてしまった。

_ 優勝は、イヴァン・パッラ、何と山岳ステージを連取。2番手グループはルハノとフォナックのヴァリャベックだったが、ルハノはパッラの勝利に貢献するためにヴァリャベックの後ろにずっとついていたため、そのまま3位でゴール。これでルハノ、総合5位にまで上がってきた。

_ グループ・シモーニはトップから3分15秒遅れでゴール。サヴォルデッリはそれから28秒遅れ、総合争いはサヴォルデッリがマリア・ローザを守ったものの、ディルーカがわずか25秒差にまで迫ってきた。ディルーカがここまで総合でがんばるとは思わんかったよ…。シモーニは総合3位。今日見せたように、クネゴが強力なアシストとしてかなりがんばってくれそう。サヴォルデッリは山でアシストしてくれる選手がいないだけに、これから厳しい部分が出てくるかもしれない。

_ バッソは最終的に42分遅れ。これで総合優勝の可能性は完全になくなったか…。


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