〜 いきているきろく 〜
2006年10月編 その1

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2006/10/01 (日)

F1中国GP決勝

_ ウェットコンディションに翻弄されたF1中国GPは、シューマッハが勝ちアロンソが2位に入ったことで、チャンピオンシップポイントは同点に!これで鈴鹿が一段と面白くなった。

_ スーパーアグリの佐藤琢磨は14位フィニッシュと健闘したが、レース後青旗無視により失格となってしまった。でもいいレースをしていたので、鈴鹿に期待。トヨタは2台ともリタイヤ…でもそれまでスーパーアグリの後ろを走っていた…。一体このチームは何をやってるんだか。


第93回チューリッヒ選手権

_ 今年も雨に見舞われた第93回チューリッヒ選手権。3人(しばらくして1人脱落)が最大17分の大逃げ。そのうちの1人が何と日本ナショナルチャンピオンジャージを着た別府史之(ディスカバリーチャンネル)!レース後半にはきっちり先頭集団に捕まってしまったが、プロツアーでこんなに目立つ働きをしてくれるとは。

_ 優勝候補と目されていたベッティーニが最終周回を前にあっさりリタイヤ。そのベッティーニのヘルメットは、従来の金色(=アテネ五輪の金メダル)に、アルカンシェルの虹色、そしてイタリアトリコローレカラーが加わって、凄い柄になっていた…。さすがベッティーニ(^^;。

_ 優勝したのはエウスカルテルのサミュエル・サンチェス。ブエルタや世界選で大活躍を見せていたが、まさかクラシックレースを制するとは。エウスカルテルがワンデイレースで勝つというのも何か新鮮。

_ CSCは最後2人が先頭に残っていたが、作戦ミスで敗北。オグレディ、2つ目のクラシック制覇ならず。



2006/10/03 (火)

鈴鹿チケット確保

_ F1日本GPのチケットは何とかB2を確保できそうな情勢。高騰しまくりのネットオークションで確保となったが、何とか定価よりちょっと高い程度で落札できた。しかも良席。トラブルが発生せず、無事手元に届きますように…(祈)。

_ ところで、今日になって台風が2つも発生ってどういうことよ。



2006/10/05 (木)

鈴鹿へ向けて準備中

_ F1観戦券は夜になって代引でゲット。本当にギリギリ(^^;。明日から3日間、通いで鈴鹿へ行ってきます。土日は天気が回復しそうだから、明日のフリー走行はあんまり走らないだろうなぁ…。でも最後の鈴鹿なので、じっくり堪能するつもり。金土日と3日間連続で行くのは観戦8回目にして初めてかも。



2006/10/06 (金)

F1日本GP初日

_ F1日本GP観戦のため鈴鹿へGO!今日は雨なので、近鉄白子駅から臨時バスでサーキット入り。最後になるかもしれないので、ホテルエリアで出待ちしてみたり。

ホテル前で佇むマッサ君 こっちに手を振ってくれたバトンパパ

_ 駐車場エリアで車中泊のどらちゃんたちのところへ。今日雨で明日以降天気がよくなるから、今日はほとんどの車が走らないだろうと、昨晩遅かったというどらちゃんは昼寝に。まぁ多分そうなるんだろうな、とその時は思っていたけど…。

_ 午前のフリー走行開始時は小降り。しかし、第3ドライバーや母国凱旋のSAF1勢が精力的にラップ。そのうちに雨はほとんど上がってしまい、セッションが終わる頃には鈴鹿山脈の方に青空が見え始めた。とはいえ半数以上のドライバーは登場せず。積極的に集会を重ねたホンダのデヴィッドソンがトップタイム。SAF1は第3ドライバーのモンタニーが残り15分というところでデグナー出口のところでスピンオフしてしまった。

フリー走行前の陰鬱な空模様 FP1開始!コンディションはフルウェット FP1開始!コンディションはフルウェット FP1開始!コンディションはフルウェット スパイカーはARTAに見える… FP1終了時の鈴鹿山脈。おや、青空が…

_ 午後のフリー走行までの2時間の間にコンディションはどんどん良化。午後のフリー走行開始時には青空が広がりだして、路面コンディションは次第にドライへ。ドライタイヤを履いたレッドブルのアメルミュラーが好タイムを叩き出すと、各ドライバーがドライタイヤへとチェンジ。午前は全く出走しなかったフェラーリ勢、同じくインストレーションラップしか行わなかったルノー勢も登場。ばんばんベストタイムを塗り替えていった。最終的にフィジケラがトップタイム、以下2強が4位までを占めた。

グラスタ裏は雨の金曜だというのにこの人だかり… FP2開始の空模様。青空が少し広がりだした SAF1佐藤琢磨 SAF1モンタニー FP2終盤、かなり青空が ルノー・アロンソ フェラーリ・シューマッハ FP2終了後の空模様。かなり晴れてきた

_ FP終了後はインテグラのフリー走行をヘアピンで観戦。その後、130Rからシケインに向けて歩いていたら、彼方に伊勢湾と対岸の愛知県がはっきりと見えた。雨上がりで空気が澄み渡ったせいだろう。虹もうっすらとかかっていた。鈴鹿には何度も足を運んできたが、こういう光景を見たのは初めてで、少し感動を覚えた。

伊勢湾とその向こう岸が。さらに空にはうっすらと虹が 伊勢湾の向こうがはっきり見える。セントレア? すっかりいい天気になってしまいました

_ その後はショップをぶらつき、さらに開放されたグラスタをぶらつく。そうこうしている間に日が傾いてきたので、帰路に。

SAF1ピット フェラーリピット前・フジTVが収録中? マクラーレンピット前 表彰式典の予行演習。日本勢1-3? 夕暮れ時のピットガレージ メルセデスベンツのブース



2006/10/07 (土)

F1日本GP2日目

_ F1観戦2日目。土曜限定観戦券を購入した職場の先輩と一緒にJR「快速みえ」で鈴鹿入り。駅には他にも職場の人がちらほら…(^^;。で、電車の中は大混雑。これは昨年以上の入りとなるか?

_ 昨日の午後に引き続いて晴天。でも、台風2つと低気圧が合体してできた低気圧の影響か、風がかなり強い。マシンセッティングにも影響するだろうか?しかし今日は雨の可能性は低いだろうと、雨具はポンチョしか持ってこなかったが、席に着くと西コースの彼方、鈴鹿山脈の方の雲行きが怪しい…。もしかして雨の可能性もあるのか…?で、しばらく眺めているうちに、山は見えなくなってしまった。明らかに雨が向こうの方で降っているよ(^^;。

フリー走行開始30分前の鈴鹿山脈方面の空 フリー走行開始20分前の鈴鹿山脈方面の空 来年はエース昇格?のフィジケラ

_ 午前のフリー走行が終わると、公式予選開始までは2時間のインターバル。今年はサポートレースが「インテグラ・チャレンジカップ」だけしかなく、スケジュール的にスカスカ。その2時間のうちに、それまで鈴鹿山脈の方にしかなかった雲が、サーキット上空にもかかりだした。すぐには降ってはこなさそうだけど、ちょっと不安…。

予選前(お昼頃)の空模様

_ B2の最終コーナー寄りのところには毎年(何故か引退してからも)ベルガーの応援幕が掲げられているのだが、今年はトロロッソの応援幕になっていた…と思ったらちゃんと「G.BERGER」の文字が(^^;。

今年はトロロッソ化したB2恒例ベルガー応援幕

_ 14:00、公式予選開始。Q1でSAF1の左近がいきなりスピンオフ。タイムアタック無しに終わってしまった…。佐藤琢磨はスパイカーのモンテイロを喰って20位。そのスパイカーはアルバースが何とQ1を通過、逆にレッドブルが2台ともQ1で消えてしまった。

_ Q2でミハエルが1分28秒台を叩き出し、スタンドは「おおーっ!」。1分29秒台が出るかどうかというところだったのに、28秒台までいってしまうとは。その後、マッサがミハエルを上回りQ2終了。

_ Q3はピットロードからバトル勃発。フェラーリ2台が最初にピットロード出口にやってきたが、ピット出口に一番近い場所に陣取るルノー勢が横から割り込みみたいな形で車を出してきて、観客どよめく。そしてセッション開始して1周目は、ほとんどレース本番のよな感じで展開。アロンソがマッサを抜くんじゃないかと思われたが、最終的には後ろにずっと甘んじる形となった。

_ セッション終盤、雨がぱらつき出したがタイムに影響はなし。各車最後のアタックへ。ミハエルが最速タイムを叩き出すも、同僚マッサがそれを塗り替えてPP。ラルフ、トゥルーリのトヨタ勢が3、4番手を占め、アロンソ、フィジコのルノー勢はブリヂストンタイヤ勢4台の後塵を拝してしまった。それにしてもトヨタの3-4位って、ブリヂストンタイヤが良かったのだろうか、それとも燃料が超軽いのだろうか、それともその両方なのだろうか。過去の鈴鹿でも予選はいい結果を残しているが、決勝に繋がっていない。予選で目立てばそれでいいという感じに思えてしまう。今回もホンダ勢の前に立てて満足か。

_ F1公式予選終了後は、インテグラの予選が行われ、この日のレーススケジュールがすべて終了。F1予選終了後やんでいた雨は、インテが終わる頃に降り出し…すぐにまたやんだ。

_ その後、グラスタに移動。表彰台のところではT-SQUAREが明日の国歌演奏のリハーサルをやっていた。コース上ではグリッドガールたちのリハーサル。国旗持ちの人たちは風が強くてほとんど力仕事にみえた。ピットレーンでは一部のチームがタイヤ交換の練習をしていた。こんな光景を鈴鹿で見るのも一応今日が最後か。

_ そして電車の時刻が来たので帰路に。鈴鹿サーキット稲生駅ではレッドブルを飲んでいる人を多くみかけたが、どうやら無料で配布していたようだ。大きなレッドブルの缶を後部につけたキャラバンカーのような車が駅近くに止まっていたのは、そういうことだったのか。サーキット内では300円で売っていたのに(^^;。そういえば"The Red bulletin"が配られているのは全く目にすることがなかったのは残念だった…。

T-SQUARE国歌演奏リハーサル中 レッドブルがピットストップ練習中 ハービー・ブラッシュかな?

_ 土曜日だというのにやたらと人の多かったこの日の観客数は14万3000人。今まで一番多かったセナ追悼の年の1994年の記録を上回ったらしい…。



2006/10/08 (日)

F1日本GP3日目

_ いよいよF1観戦も最後の日。今日もJR「快速みえ」で鈴鹿入り。ピークとおぼしき時間帯を外して行ったつもりだが、見事に混んでいた…。鈴鹿サーキット稲生駅を降りたところにトーチュウの即売所が設けられていたので買おうとしたら、過去20年のF1日本GPを伝えたトーチュウの紙面コピーを20枚セットにしてクリアファイル収録した「SUZUKA 20th」という500部限定のものがあったので、思わず購入。稲生駅からサーキットへ至る道は、例によって大渋滞。

鈴鹿サーキット稲生駅からサーキットへと至る道

_ サーキットに着いてから、駐車場にいるどらちゃんたちのところを訪れる。サーキットホテルへの沿道から時折声が上がる。ドライバーが乗った車が通過しているのだろう。最後の出待ちをしてみようかなと少し思ったが、人も多そうなのでやめ。金曜日の出待ちでシューマッハとかを目にすることができたし。しかし、富士では園内に鈴鹿のようなホテルはないので、出待ちをするという楽しみもなくなるんだなぁ。ホテルエリアにバリケードが張られる前の混乱が懐かしい。

_ 「インテグラ・チャレンジカップ」の観戦はスキップして、鈴鹿F1日本GP20周年記念デモンストレーションランを観る。参加マシンは、91年のマクラーレン・ホンダMP4/6(91年日本GP優勝車)、88年のマーチ・ジャッド881(88年にホームストレートで一瞬だけトップランしラップリーダーを記録)、90年のラルース・ローラ・ランボルギーニ90(90年3位表彰台を獲得した車)の3台。それぞれベルガー、カペリ、亜久里が乗り込む。川井ちゃんのインタビューの後、各車1コーナーへ向け発進。マクラーレンとマーチは連なって、ラルースは少し遅れて走行を開始したが…ダンロップ過ぎた辺りでラルースが止まってしまった。まぁ、ご愛敬?(^^;ベルガーとカペリは示し合わせてシケインからの立ち上がりで並走体勢に入り、ホームストレートでマーチがマクラーレンを一瞬ぶち抜き、ストレートエンドでまたマクラーレンが抜き返す、という88年の再現をやってくれた。

20周年デモラン、ローラ・ランボを駆る鈴木亜久里 デモランその2 この後カペリが駆るマーチがマクラーレン(乗っているのはベルガーだが)を一瞬ぶち抜き、88年のラップリーダー掲載を再現

_ デモランの後は、クラシック・カーに乗ってドライバーズパレード。デ・ラ・ロサは自分が乗るはずだった車がトラブったようで、ライコネンの車に便乗。

ドライバーズパレード・佐藤琢磨 ドライバーズパレード・クルサード

_ で、決勝。レースは…まぁ「これがモータースポーツさ」という結末。しかし、あれはレースとしてももったいないし、チャンピオンシップとしてももったいない出来事だった。

シケインからホームストレートまで観られるB2席では、トロロッソのリウッツィのスピンとか、スパイカーのアルバースのリアウィング脱落クラッシュとか、ウェバーのコースアウトクラッシュとか、そういったアクシデント系の出来事ばかりが目の前で繰り広げられたという感じだった(^^;。

レース終了、オフィシャルのフラッグに出迎えられる佐藤琢磨 まさか、こうなるとは、ねぇ…。 コースマーシャル達に暖かい拍手を!

_ レースが終わり、コースマーシャルへ何度も拍手を送った後、グラスタへ移動し、サーキットビジョンのリピート放送を鑑賞。ピットガレージでは各チームが撤収作業が続いている。そしてリピート放送が終わり、グラスタを後にする。中木戸ゲートには「See you again!」と掲げられていて、自分を含め多くの人がそれを写真に収めていた。

_ 駐車場エリアに戻ってどらちゃんたちと会って別れた後、鈴鹿サーキット稲生駅で「快速みえ」に乗って帰宅。稲生駅に着いたのは20時台だったが、最後の鈴鹿を遅くまで堪能する人が多かったのか、まだまだ駅ホームは混んでいた。

See you again! レース後のグラスタで掲げられた「さよなら!鈴鹿」の幕 そして日は沈み、20年続いた鈴鹿での日本GPが幕を閉じる…

_ これで鈴鹿のF1日本GPとは一旦お別れ。いつもより場内などの風景写真を多く撮ったような。観客数はこの日16万1000人で新記録を樹立。5年後と言わず、もっと近い将来に鈴鹿でのF1が再開されることを期待したいなぁ。


第100回パリ〜ツール

_ 鈴鹿から帰宅後、パリ〜ツールをTV観戦。22:00放送開始かと思ってTVをつけたらまだやっていなくて、23:15からだった。しかし、放送が始まった時には残りわずか20km。クリリンがのっけからテンション高めで解説。しかしそのテンションのまま「伊達にカロリーが高いわけではないですね、ナポリターノ」なんてギャグを挟まなくても(^^;。

_ レースはFDJのゲドンが逃げ集団から勝負所の上りでアタックを決め、CSCのアルヴェセンと2人で迫り来る集団を尻目にゴール前で駆け引き。ゲドンの方が脚が残っていて、見事このベテランのフランス人が100回記念となるパリ〜ツールを制した。フランス人の制覇はヴィランク以来らしい。にしてもパリ〜ツールは結構こういうパターンの逃げ切りが多いなぁ。



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