_ 2008年のF1がメルボルンで開幕。スーパーアグリの出場がなかなか決まらずやきもきしたけど、何とかスポンサーが決まって出場決定。とはいえオフはまともにテストをしておらず、去年のライバルだったトロロッソも旧スパイカーのフォース・インディアも戦力アップしている感じなので、SAF1はグリッド最後尾が定着しそう…。
_ 去年最終戦でF1デビューした中嶋一貴が、今年はレギュラードライバーとして出場。今年のウィリアムズ・トヨタは結構出来がよさそうで、ひょっとすると表彰台に乗る場面もあるのでは…と期待。ただこの開幕戦は、初日はトラブルに泣かされ、2日目のフリー走行3回目では最後に予選をイメージしたアタックをしようとしてコースアウト、予選はQ2で脱落。同僚ニコ・ロズベルグがQ2を突破して7位になったのを考えれば、残念な結果。
_ Q1では王者ライコネンがハイドロ系のトラブルで失速、ピットレーン入り口で止まってしまい、Q2を走ることが認められなかった。これでライコネンは予選16位。いきなり波乱が起きてしまった。
_ Q2は中段でコンマ2秒の間に7台が並ぶ大激戦。ルノーに移籍したアロンソは0.024秒差で敗退。同僚で新人のネルソン・アンジェロ・ピケは、Q1でSAF1の琢磨よりも劣るタイムしか出せず、21位と厳しいデビュー戦。下手をするとシーズン中に消えてしまいかねない…。
_ マクラーレン勢がハミルトン-コバライネンで1-3位と順当だったけど、そこにBMWザウバーのクビサが割り込んだ。ハイドフェルドも5位で、開幕前に「今年のBMWザウバーは苦戦しそう」と言われていたけど、それほどでもなさそう?軽タンなのかもしれないけど…。
_ ブラウン体制で復活を期すホンダ勢はQ2で消えてしまった。今年1年は我慢の年になるかな…。
_ サイクルロードレースの方は、現在パリ〜ニースとティレーノ〜アドリアティコが開催中。メンバー的にはティレーノの方が豪華そうだが、JSportsではパリ〜ニースを放送。そのパリ〜ニースは、UCIと大会主催のASOの揉め事で開催が危ぶまれたものの、なんとか開催。大会が始まると、スキル・シマノが見事な活躍。第2ステージでウポンが単独で逃げて山岳賞ジャージを獲得、続く第3ステージではルータ・デル・ソルで総合2位になったロテレリが2人でゴールまで逃げ、ウポンに代わって山岳賞。パリ〜ニースはツール・ド・フランスと同じASO主催、そして活躍したウポン、ロテレリがフランス人ということで、スキル・シマノが今年のツールの出場チームに選ばれる可能性は高まったんじゃないかなぁ。
_ 現在のリーダージャージはラボバンクの若いオランダ人、ヘーシンク。風貌やら体格がラスムッセンに何となく似ているのは…(^^;
_ 今年はモンファロンがない代わりに、モンバントゥーが登場(この季節、まだ頂上付近は雪…)。ツールでは登場しなくなって久しいけど、そろそろ登場しないかなぁ。
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ティレーノ〜アドリアティコの方は、第3ステージの最後の上りで、20%近い劇坂が出現して、ペタッキらスプリンターが歩いて上ったとか…(^^;。
_ F1オーストラリアGP決勝。波乱に次ぐ波乱で、まれに見るサバイバルレースに。セーフティーカーが3度も入り、チェッカーを受けたのは7台で、うち1台が失格。優勝したハミルトンだけは危なげなく、おかげで殆どテレビに映らなかった(苦笑)。
中嶋一貴は何度かアクシデントを起こしたものの(最後のSC時にクビサに追突して、次戦10グリッド降格のペナルティを受けてしまった)、しぶとく走り抜いて6位入賞。親父さんもデビュー2戦目で6位に入ってるので、奇しくも、というべきか。同僚のニコ・ロズベルグは3位、ウィリアムズ・トヨタに初表彰台を献上。ゴール後、カート時代からの知己であるハミルトンと嬉しそうに抱き合っている姿が印象的だった。
ハイドフェルドはドリンクボトルからドリンクが噴き出てしまうトラブルにもめげず、自己最高位タイの2位フィニッシュ。誰だ、BMWザウバーは今年駄目って言ったのは…。
アロンソは多分ドライバーの力で4位入賞。ラスト1周に入る手前でマクラーレンのコバライネンに一旦抜かれたが、コバライネンがホームストレートで減速し、4位のポジションを奪い返す形に。あの減速は何が原因だったんだ?と思っていたら、どうやらコバライネンが捨てバイザーを剥ぐときに間違ってスピードリミッターのボタンを押してしまったらしい…。直前にロン・デニスのガッツポーズが映し出されていたのが何とも…。
デビュー戦のセバスチャン・ボーデは、SCがひっきりなしに導入されるチャンプカーで4度もタイトルを獲っただけあって、波乱のレースをかいくぐって4位を走行、最後にエンジントラブルで止まってしまったけど、良い走りを見せてくれた。今後に期待できそう。もう一人の新人、ネルソン・アンジェロ・ピケは…うーん、こりゃ期待はずれか。
ライコネンはTCS禁止で急に輝きを失ったかのような、王者らしくないレースだった。終盤にはエンジン音に異変が起き、数周は何とか走ったが、最後にはストップ。マッサは中盤、クルサードと絡んで2度目のSC導入のきっかけを作り、SC明け後にスローダウンしてリタイヤ。フェラーリは散々な開幕戦だった…。
ホンダ勢はバトンが早々にアクシデントでリタイヤしたが、バリチェロが頑張って入賞圏内を走行。しかし、再給油が必要なタイミングでSC導入となったため、ペナルティ覚悟でピットイン。ロリポップマンのミスで給油ホースが抜かれないうちに発進してしまい、その影響かピット出口の赤信号を無視してレース後失格に…。不運としか言いようがないけど、それでもいいところを走れたのは良い材料だなぁ。
トヨタ勢は、トゥルーリが突然リタイヤ。バッテリーの発熱が原因らしい(その根源は統一ECUではないかとのこと…マイクロソフトのせいか?)。グロックは終盤に12コーナーで激しくクラッシュ。体が心配されたけど(特にマシンがはねたので)、特に怪我はなかったようで、よかった。
スーパーアグリの佐藤琢磨は、得意のスタートで失敗したのが幸いして1周目の混乱をうまくかいくぐり11位前後までジャンプアップ。でもマシントラブルでリタイヤとなってしまった。残念。
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来週はマレーシアGP。また真っ昼間なんで、外に出て行けないなぁ(^^;。
この日記は、GNSを使用して作成されています。