〜 いきているきろく 〜
2010年05月編 その3

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2010/05/31 (月)

[cycle] ジロ・デ・イタリア2010

_ 今年のジロ・デ・イタリアは、バッソの4年ぶり2度目となる総合優勝で幕を閉じた。ドーピング関与告白による出場停止処分明け後の2009年シーズンでは、以前のような強さを見せられずにいたけど、このジロではモンテ・ゾンコランでの圧勝劇をはじめ、力強い走りを見せてくれた。復帰後最初のレースとなった2008年のジャパンカップをこの目で見ておいてよかった。

_ 日本人選手として唯一出場した新城幸也の活躍は目覚ましいものがあった。自らエスケープグループを形成した第5ステージでは、ラスト1.2km、逃げる3人を飲み込もうと迫り来る集団をバックに最後のアタックを仕掛け、結果として3人の逃げ切りは成功。その中で自らは足を使い果たして3位に終わったけど、日本人初のグランツール・ステージ優勝が見えたレースだった。アタックに残りの2人がついてこられなければ、それで勝ちだったのだ…。他のステージでも、逃げに乗ったりスプリントに絡んだりで素晴らしい走りだった。7月のフランスでもこの走りをぜひ見てみたい。

_ 春のクラシックで活躍していたヴィノクロフも、一時マリアローザを着る活躍。最終的には総合6位に終わったが、ドーピング発覚以前と変わらない闘志あふれる走りを見ることがてきてよかった。ツールではおとなしくコンタドールのアシストを努めるのだろうかねぇ?

_ 毎日とんでもないことが起こるコース設定で、スプリンターの活躍はあまり見られず、最終的にポイント賞を獲得したのはエヴァンス。総合では5位に終わったけど、「泥・デ・イタリア」となった第7ステージでのステージ優勝など、マリア・ロッソ・パッショーネに相応しい走りぶりだった。バッランが出ていれば総合順位ももう少しよかったかもしれない。

_ 赤(ポイント賞)はエヴァンス、白(新人賞)はポルト、緑(山岳賞)はロイド…と、今年からイタリアントリコローレの3色になった3賞ジャージはすべてオーストラリア人が獲得。少し前までオーストラリア人といえばマキュアンやオグレディといったスプリンターというイメージだったけど、今はどんなタイプの選手も揃っているという感じ。

_ 今大会で引退するシモーニは、最後のTTを襟とネクタイ付きのジャージで疾走!ゴール直後、TT用ジャージを脱ぐと、フォーマルなブラックのジャージがその下に!このあたりはさすがイタリアンという感じ。おつかれさま、ジーボ。



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