〜 いきているきろく 〜
2007年09月編 その3

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2007/09/22 (土)

奥西河内林道〜藤坂峠

_ 3ヶ月近くもロードバイクに乗っていないのと、先日の献血前検落ちのショックもあって、この3連休はサイクリングで時間を費やすことに。志摩半島に未攻略の小峠がごろごろあるので行ってみることに。今日はまず、藤坂峠を目指して走る(→本日の走行マップ)。

_ まずは大紀町役場をスタート。国道42号を南下して、阿曽から東進。まずオール舗装路の大紀南島林道へ…と思ったら、林道起点に通行止めの表示が。7月の時点で崖崩れのため通れなくなっているとの情報をwebで得ていたが、まだ復旧していないようだ。やむなく引き返して、隣の奥西河内林道を越えることに。

_ 奥西河内林道も全面舗装されていて、ロードバイクで難なく走ることが出来る。「あじさいの道」として整備されているので、6月ぐらいに来るとあじさいが咲き誇っていてきれいなのだろう。残念ながら今の季節はあじさいの花は見られないが、ところどころでタンポポが綿を飛ばしていた。そんな渓流沿いの道を徐々に上っていく。

_ 川の最上流までを遡った先から、峠の道に。3km弱でピークへ。そこから4km下ると、道は県道南島大宮大台線と合流。右折して藤坂峠へと向かう。県道は、林道との合流地点は2車線道になっていたが、すぐに道は細くなった。

_ 藤坂峠の道はなかなか狭く、木の枝や木の葉、それに落石でいっぱい。苔が生しているところも。交通量がないせいだろう。車とは一台もすれ違わなかった。

_ 最後のつづら折れが過ぎたところで、電波塔が見える。そして、林道との合流地点から約5kmで藤坂峠にたどり着いた。峠のところで国見能見坂林道とクロスしているため、十字路になっているところがなかなかユニーク。電波塔方向の林道は峠からさらに上っていけるようなので、しばらく上ってみた。電波塔へはさすがに道路の門扉が閉められていて上れなかったが、さらにその先に道が続いているので進む。しばらくしたところで、突然林道は終わっていた。舗装が新しいので、まだこれから道を造っていくのかなと思ったが、帰ってからwebで調べたところ、この先の工事は中止となったらしい…。

藤坂峠より熊野灘を臨む
_ その後、林道を下って峠に戻り、南側の旧南島町方面を眺める。こちらは熊野灘が見えて素晴らしい景色だった。大紀南島林道が通れれば、この南側から上って藤坂峠に来るはずだった。大紀南島林道が通れなかった場合は、この後峠を下って旧南島町に出、能見坂を通って藤越…と考えていたが、久しぶりのサイクリングでどう考えても足がなさそうなので、旧南島町側に下るのは断念し、来た道を引き返すことに。下りかけたところで、荷物をたくさん積んだ自転車が上ってきた。軽く会釈。よく見るとまだ少年のようだった。頑張ってるなぁ。

_ 下りは木の枝や落石のために、かなり神経を使わされた。常にブレーキに手をかけながら慎重に下っていく…が、2、3度落石に乗り上げてバランスを崩し、危うく落車しかける。ヘタをすると道路下に転落しかねなかった…。

_ 藤川沿いの県道を下っていき、八ヶ野付近で左に折れて、七保峠へ。七保峠は直登2車線の味気ない峠なのでつまらない。峠を下りきればそのままゴールの大紀町役場へ着くが、まだ走行距離が40km前後だったので、滝原宮前→三瀬谷ダム→船木橋と辿って少し距離を稼ぐ。国道42号はあまり走りたくないので、大内山川向こうの県道を使って役場へと帰り着く。

_ 今日の走行距離49.46km、走行時間2時間54分47秒、平均時速16.9km、最高時速61.5km。久々だったのと、暑さが堪えたのとで、えらく厳しい走行実績になってしまったなぁ…。



2007/09/23 (日)

床木峠〜鴻坂峠

_ 2日連続サイクリング。昨日に引き続き志摩半島の小峠攻略、今日は床木峠(ゆすのきとうげ)と鴻坂峠を訪ねた。(→本日の走行マップ)。

_ 今日は度会町役場にデポし、9時30分前にスタート。内城田大橋で宮川を渡った後、まずは床木峠へ向けて…と思っていたら、帰りに通る道を進んでいることに気づく。このまま予定していたルートを逆走しようか…とも思ったが、結局引き返して予定通りの順路で行くことにした。宮川沿いの道を辿ってサニーロードへ。

_ サニーロードをしばらく南下し、横輪口の変則T字路を左折して、県道720号・横輪南勢線へ。この先の横輪町・矢持町は平家落人伝説のある土地だそうで、壇ノ浦の合戦後海に身を投げた平知盛が実は生きながらえていて、再興を誓ってこの地に隠れ住んだとのこと…。事実かどうかは定かではないが…。それにしても平家落人伝説の地って全国にいくつあるんだろう?道をさらに進んでいくと、「この先(床木峠)道路幅員狭小のため大型車通行不能」の表示板があった。右折すると床木峠へ行く道らしい。左手にはバス停。かなり奥地になるが、ここまで路線バスが通っているのだなぁ。

床木峠
_ 右折してしばらくすると、木立に囲まれた峠の道らしい雰囲気に。この峠道も通行する車は非常に少なそうで、やはり路面には木の枝・落石などが多かった。道は南西方向に進んだ後、一旦北上。この辺りで床木の集落が眼下に見える。さらにカーブして西へと進むと、伊勢市-南伊勢町の町境の標識が。一旦尾根を越すため峠のような切り通しとなっているが、ピークはまだ先のようだ。そこから1kmほど上ると、峠とみられるピークに辿り着いた。

_ 峠からの下りは、やはり木の枝や落石等で路面状況がよくなく、慎重に下っていく。下りきった先は、五ヶ所浦。さらに湾の先端部の中津浜浦まで行って折り返す。中津浜浦は、リアス式海岸の五ヶ所湾には珍しい砂浜があったり、ヨットハーバーがあったりして、リゾートっぽい。五ヶ所浦の国道260号まで戻った後、西に進んで鴻坂峠を目指す。斎田口というバス停から右に折れ、県道721号度会南勢線へ。

_ 斎田の集落を過ぎ、しばらく斎田川沿いを上っていく。川の上流で折り返し、道は南へ。やはりこの道も狭く、木の枝などに気をつけなければ行けない。さらに西へと折れるカーブのところで、上ってきた道が木々の向こうに見えた。

鴻坂峠
_ 鴻坂峠に辿り着くと、そこには開墾の記念碑があった。その記念碑を読みながらしばらく休憩。記念碑によれば昭和9年に開通したとのこと。記念碑まであるというのは、それなりに使われた峠なのだろうか。今は往来のほとんどなさそうな寂れた峠だが…。鴻坂峠から下ると、道は県道22号伊勢南島線へと合流。足はまだありそうなので、左に曲がって藤越を越え、大紀町から度会町へ戻るということも考えたが、無理はしない方がいいかということで、一ノ瀬川に沿って度会町へ戻ることに。それなりに足が残っていて、30〜40km/hを出すことができた。14時前に度会町役場に戻る。

_ 今日の走行距離64.96km、走行時間3時間04分39秒、平均時速21.1km、最高時速58.4km。2日連続で走ったので満足。スーパー銭湯に寄って帰宅。



2007/09/26 (水)

いよいよF1日本GP

_ いよいよ今週、F1日本GPが開幕。今年は30年ぶりに富士スピードウェイ(FSW)での開催ということで、自分はおとなしくテレビ観戦ということになるのだけど。周辺アクセスの悪いFSW、「チケット&ライド」方式を導入したところでどの程度混乱が小さくなるのだろうか。加えて予報によればこの週末天気が崩れそうな情勢になってきた。観戦に行く予定の後輩に食堂で会ったので「雨具の準備をしっかりしとけよ」と言っておいた。降るのなら、レースが面白くなる程度に降ってくれればいいのだけど、どうなることやら…。とにかく観戦に行く人は、体調を崩さぬよう気をつけてください。>どらちゃんとか

_ 特別ピットウォークは明日だったっけ。おかげで「F1 ピットウォーク」という検索で飛んでくる人が増えてるなぁ。富士でのピットウォークはどんな感じになるんだろうねぇ。



2007/09/29 (土)

F1日本GP FP3&予選

_ F1日本GP2日目。フジテレビ721は全セッション生中継なので、FP3の時間にテレビの前に陣取っていたら…うわぁ。画面が白い。コースが見えない…。雨に加えて、富士SW名物の霧が発生した模様。こうなるとメディカルヘリが飛べないため、セッション開始にゴーサインが出ない。15分ディレイの後、さらに15分ディレイ。で、30分遅れでセッションがスタートしたと思ったら、5分ほどして赤旗。結局FP3はわずか5分ほど車が走っただけでセッション終了…。富士SW、恐るべし…。しかしこのコンディションで、SAF1のものをはじめとする三度笠が大活躍?(^^;これだけ目立つと、他の国の人からは日本で普通に使われているファッションと思われそうだな…。

_ 予選開始は14時から。しかし霧は晴れる様子もなく、CSの中継は明らかに予選キャンセルになるだろうという空気。予選が行えなかった場合は明日の午前中に行う…と言っていた。ところが予選がディレイになるというアナウンスもなく、普通にセッション開始。メディカルヘリ、大丈夫なのか?

_ 予選は結構意外な結果になって面白かったと言えるかも。ハミルトンがQ1で落ちそうになったり(本人は最後のラップでタイムを出せなかったらQ1落ちだったことに気づいていなかったらしい)、トロロッソのベッテルがQ2どころかQ3に進出する快進撃を見せたり、上位進出は絶望的と思われたホンダのバトンが何と7番手になったり。ベッテルのオンボードを見ていたけど、やっぱり才能あるなぁ。バトンは雨に強いなぁ(でも同じく雨に強い印象のバリチェロはQ1で消えてしまったが)。日本勢は2人とも最後尾に並ぶという最悪の予選結果。2人とも、チームメイトに負けてしまった。左近は昨日に続いて他の車とぶつかってマシンを壊してしまったけど、昨日はブラインドコーナーでの事故(富士のマーシャルがドライバーから見えない位置で黄旗を振っていたらしい…)だったし、今日は突っ込んだラルフの判断が悪かった感じで、どちらも左近に否があったとは言えないなぁ。PPは、最終アタックの最後のストレートで前者のスリップストリームを使おうとする動きを見せるなどして、タイムを削ることに貪欲だったハミルトンがアロンソを逆転して獲得。1列目にマクラーレン、2列目にフェラーリという結果になった。明日も雨の予報だから、このまますんなり行くかどうか。

_ さて、色々懸念されていたバスによる入退場。昨日は比較的スムーズだったようだけど、今日はサーキット施設内道路の一部が陥没し、そのせいでバス輸送が遅延してしまったとのこと。シャトルバスは、行く方面によっては次のバスがなかなか来ず、最大で4時間半待つはめになった人もいたらしい…。もっと来場者の多い明日は大丈夫なのか?

_ 本日の気温、予選の時間でも15度前後とかなり寒かったようだ。こっちも急に涼しくなったけど、富士SWは標高が高いからなぁ…。そんな寒い中帰りのバスを長時間待っていた方々、お疲れさま…。



2007/09/30 (日)

F1日本GP決勝

_ F1日本GP決勝を見終えた。見疲れた(^^;。今日は霧こそ少なかったけど、雨で完全なウェットコンディション。SC先導のまま10周以上も走って、まさかこのまま最後まで…?と思ったら、19周目にSCが引っ込んでレーススタート、そこからは波瀾万丈のドタバタレース。99年のヨーロッパGPを思い起こすような展開だった。色々あって思い返すのが大変(^^;。特に終盤が…。

_ 2位を争うコバライネンとライコネンが最終ラップでどうなるかに注目していたら、その後ろでマッサとクビサが最終セクションでお互いを押し出しながらのバトル、最後はマッサがコース外からクビサの前に出て6位でゴール。F1でやるには荒々しすぎるバトルだった…。

_ マクラーレン勢は、アロンソもハミルトンも他車に突っ込まれるアクシデントに見舞われたが、ハミルトンは余裕の1位ゴール、一方のアロンソはその際に負ったダメージが原因か、ヘアピンでクラッシュし、チャンピオンシップ的にも痛すぎるリタイアに終わってしまった。これでタイトルはほぼハミルトンのものになったかなぁ…。

_ 一時はラップリーダーになるなど大健闘だったベッテルは、兄弟チームのウェバーに突っ込み左フロントのドライブシャフトを折って無念のリタイア。ピットレーンで泣く姿は、99年ヨーロッパGPのバドエル(ミナルディで5位を走行しながらリタイアし、号泣)を思い起こさせた…。

_ コバライネンは初表彰台。同じフィンランド人のライコネンを最後まで抑えての2位は立派。でもせっかくの美酒を、ルノーのクルーは割ってしまったけど(^^;。それにしても気になったのは、アスファルト舗装のランオフエリア。コースアウトしても殆どロスなくコースに復帰できるせいで、ライコネンなどは平気でコースをはみ出していた。コースアウトしたらタイムロスするようにしないと、レースの緊張感がなさすぎる。

_ 日本勢はドライバー、マシン共に後ろの方を独占するという散々な結果だったねぇ…。バリチェロが最後にピットインする必要なく走りきれていれば、ホンダに貴重な1点が入っていたのだけど…。

_ で、終わってから空が明るくなってくるあたりが何とも…(^^;。来年はどうしようかねぇ。



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