_ 天気もいいので今日もサイクリング。予報よりも風がキツめで若干へこみながらも、「鉄ちゃん」には有名らしい、名松線の伊勢奥津駅まで。以前にMTBで訪れた時は、まだ駅舎は趣のある古いものだったが、今日行ってみたら新しい駅舎になっていて、残念。新駅舎は地元の美杉杉を多用したと思われるものなので、時代が経てばこれはこれで趣が出てくるかもしれない。
_ 伊勢奥津駅からさらに西へ進んで奈良県との県境をまたぎ、御杖村へ入るが、だらだらと続く上りに脚が重くなってきて、途中で引き返す。帰路、峠越えをしようかとも思ったが、やはり脚が重いので、平坦基調の道を辿って帰った。
_ 今日の走行距離114.24km、走行時間4時間28分03秒、平均時速25.5km、最高時速50.2km。
_ 一つめの1級山岳でスイスに入り、二つめの1級山岳でイタリアに戻るというコースレイアウトのジロ・デ・イタリア第14ステージ。特に2つめのシンプロン峠を過ぎると、標高差1700mを下ってゴールという、またまたサヴォルデッリ向きのコースだったが、今日もイル・ファルコの超速ダウンヒルは見られず。
_ 11名の逃げをCSCが仕切るメイン集団が容認し、9分台の差がつく。逃げの中には序盤にマリアローザを獲得したシュテファン・シューマッハや昨年山岳ステージを2連勝したパッラ(今年はコフィディスに移籍したのね)、第1ステージのTTでいいタイムを叩きだしていたケスデパーニュのフランシスコ・ペレスなどがいて、なかなか面白いメンバー構成。
_ 残り6km、ペレスがアタックして、パナリアのラベルデだけがついていく。後続は、微妙に牽制が入りそうなところをシューマッハが引っ張り、辛うじて2人についていく。しかし、2人の逃げは最後まで成功し、ゴールは2人の一騎打ちに。スプリントはペレスの方が強いかな?と思ったら、ラベルデが先に仕掛けてそのまま勝った。パナリアは山岳ステージに強いなぁ。この日、山岳ポイントを稼いでマリア・ベルデを着たのもパナリアのバッリアーニだし。
_ 集団の先頭はやはりベッティーニ。勝ったラベルデから7分44秒遅れてのゴール。おかげで逃げに加わっていたFDJのカザルが総合6位にジャンプアップ。
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この日の最初の1級山岳はグラン・サン・ベルナルド峠。フランス語読みでグラン・サン・ベルナール峠。ナポレオンがアルプス越えをした峠なんですねぇ。でも山頂に新しいトンネルが開通して、自転車で越える峠としての魅力は消えてしまったとか。というか、山岳ポイントがトンネルの中にあるというのはどういうことよ…。
_ ジロ・デ・イタリア第15ステージは最後のオールフラットステージ。まったりした展開で、サッシャ&クリリンの「我らワールド」実況全開(^^;。逃げの中にイバン・マヨとそっくりな名前の「Iban Mayoz」という選手(しかも同じエウスカルテル)がいて、栗村さんが「イバン・マヨ Z」とか言って、Saschaさんに「ドラゴンボールZじゃないんですから!」と突っ込まれたり…(^^;。
_ 逃げる4人を、集団スプリントでの勝利を狙うT-Mobile、クイックステップ、ミルラムが牽く集団が追うというわかりやすい構図。逃げは徐々に追いつめられて、終盤に吸収。
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ゴールスプリント。オンガラートのためにミルラムが牽…いているつもりらしいが、結局今回も他のチームの勝利に貢献しているとしか思えないような結末に。最後はゲロルシュタイナーのフェルスターがかけたところをベッティーニとポラックがついていって、わずかの差でベッティーニが勝利。ゴール直後のベッティーニの挙動が、手を挙げたのに負けてしまった以前のステージの二の舞になるのを恐れた感じで面白かった。にしても、ポラックまた勝てず…。
_ ジロ・デ・イタリア第16ステージ。モンテ・ボンドーネの山頂ゴール。終わった。今年のジロ、完全にバッソのものだ。山岳での唯一の対抗馬、シモーニをもあっさり蹴散らして、ステージ優勝。これで総合2位のグティエレスに5分以上、3位のサヴォルデッリに9分以上の大差をつけてしまった。まだ未舗装区間のあるプラン・デ・コロネスやチマ・コッピのガヴィア峠、モルティローロという厳しい山岳のステージが控えているとはいえ、ここまでのバッソの走りっぷりからすれば、よっぽどの大ブレーキがない限り、総合優勝は間違いないものとなった。この走りを去年のツールで、ランス・アームストロング相手にやっていれば、どうなっていただろう…。ちょっと、もったいない気がするなぁ。
_ リバティーセグロス・ウルトのサイス監督が逮捕。「逮捕の理由は、ドーピングに関わったとされている。」とのことだが、エラスの件?
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これで気掛かりなのは、今年リバティーセグロスに移籍したヴィノクロフ。チームの監督がドーピングがらみで逮捕されたとなると、ツールを運営するASOが、同チームをツールに出場させないかもしれない。そうならないことを祈りたいが…。
_ ジロ・デ・イタリア第17ステージは悪天候(雪)のためコース短縮。途中の峠をスキップ(下りが危険なため)し、最後のプラン・デ・コロネスの上りも未舗装区間がカットされてしまった。プラン・デ・コロネスの未舗装区間は今回のジロで特に楽しみにしていたので残念。それにしても、スキップされたエルベ峠にいたお客さんはかわいそう…。
_ レースはまたバッソが強いところを見せた。ついていけたのはピエポリのみ。優勝はピエポリ。ゴール地点が突然現れて、そのまま勝ってしまったという感じ。ピエポリは総合争いで奮わないシモーニの代わりに、山岳でよく頑張っているなぁ。
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バッソが2位でゴールしポイントを稼いだため、マリア・チクラミーノはベッティーニからバッソのものに(^^;。バッソ、これで3ジャージ独占。マリア・ブルだけサヴォルデッリが持っているが…なんだかコンビネーション賞って微妙な賞のような感じがするなぁ。
_ ジロ・デ・イタリア第18ステージ。逃げ切った5人のスプリント勝負となり、ゲロルシュタイナーのシュテファン・シューマッハが今大会2勝目。これでゲロルシュタイナーが美味しく飲めるなぁ(^^;。総合上位に変動はないが、110ガゼッタポイントをベッティーニが1位通過し、マリア・チクラミーノを奪還。ベッティーニがこれからポイントを稼げるチャンスは、最終日のミラノゴールがあるのみか。対するバッソは明日明後日の山岳ステージで稼げる(稼ぐつもりはないんだろうが)ため、バッソの3冠は堅いのかなぁ。
_ しかし今日はレースそのものよりも途中で入ったニュースの方に気を取られてしまった。「リバティセグロスが本日限りでスポンサー撤退」。やはりそうなってしまうのか。これでヴィノクロフのツール出場が微妙になってきた…。どこかのチームが拾ってくれるだろうか…。
_ で、さらに問題なのが、今回サイス監督とほぼ同時に逮捕されたフエンテス医師の顧客リストに、ウルリッヒやバッソの名前があったと報道されていること(スペインのasやフランスのL'EQUIPEなどは特にウルリッヒの名前があったことを採りあげているようだなぁ…スペイン語もフランス語も読めんが)。顧客リストにあった選手は約200人で、彼ら全員にドーピングの嫌疑がかかるのだとすれば、ツールに大きく影響してしまいそうだ…(2年前のツールでは、ドーピングに関っていた医師の顧客リストに名前があったというだけで、ディルーカらが出場を拒否されているし…)。
_ スペインのMARCAは元ケルメでドーピング事件を起こし、その後暴露話で波紋を呼んだヘスス・マンサーノの談話を載っけてるようだが、やはりスペイン語なので読めない…。
_ 無罪判決で無限社長が会見。この脱税事件で本田博俊さんが逮捕された時にはまさかそんなことはと思ったけど、無罪ということで、よかった。本当によかった…。それにしても、この事件のせいでだいぶ老けてしまわれた感じがするなぁ…。
_ Wiiの価格は"25000円以下"に!。こりゃぁ、PS3惨敗かな?
_ 1級のマルモラーダとポルドイ峠を越える、ジロ・デ・イタリア第19ステージ。ラストはサン・ペッレグリーノの頂上ゴール。最後はCSCのフォイクトとクイックステップのガラテの1vs1の対決となるかと思っていたら、フォイクトがガラテの背中をポンポンと叩き、ガラテに「お前、行け」とゴーサイン。加速したガラテはゴール前で振り返って指を突き出し「サンキュー、フォイクト」のポーズ。フォイクトは最後の上りでガラテについていくのがやっとだったため、勝つべきなのは自分ではなくガラテの方、と優勝を譲ったようだ。ロードレースらしい、スポーツマンシップ溢れるシーン。
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ガラテは意外にもジロで初のステージ優勝。総合でも8位に浮上してきた。
_ 職場の先輩たちに連れられて、生涯4度目の競馬場行き。12レース中、的中は1レースのみの惨敗。後半には複勝も勝っていたのに、見事に4着どまりばかり。メインの金鯱賞は、完全に買い目から外したコンゴウリキシオーが来たため、全くかすりもしなかった…。-13000ぐらい。
_ ジロ・デ・イタリア第20ステージ。主催者も、ファンも、ここで壮絶な総合争いが繰り広げられるのを期待していた、今年のジロ最大で最後の山場。なにせ今年のチマ・コッピであるガヴィア峠と、「パンターニの山」モルティローロという名高い峠を2つも越えるステージ。残念ながら、ここに来るまでに総合争いは完全に決着がついてしまった…。
_ 前日ステージ優勝したガラテがこの日も元気で、逃げのメンバーに追いつくや、ガヴィア峠を1位通過して山岳賞のポイントリーダーに。その後は逃げるのをやめ、ベッティーニをアシストするために下がっていく。
_ モルティローロの上り。バッソについて行けたのはシモーニのみ。頂上付近は例によってスゴイ数のお客さん。バッソが1位通過、シモーニが2位。
_ モルティローロの上りで後れを取ってしまったサヴォルデッリ、下りで「高速ダウンヒラー」(^^;ぶりを見せつけまくる。あれは、サヴォルデッリを追いかけているカメラバイクの方が大変だよなぁ…。おかげでサヴォルデッリの美しいダウンヒルを観ることができるわけなのだけど(^^;。
_ 最後のアップリカへの上り、バッソはシモーニを置き去りにして、ゴール手前で前日に生まれた息子(当然まだ直接顔を合わしていないわけだが)の写真を掲げながら優勝。まさにランスの「No Gift!」。シモーニは、モルティローロの下りでバッソから一緒に下ってくれと懇願されたのに最後の上りで置き去りにされてしまった、と不満たらたらだったようで…。
_ ポイント賞ジャージのマリア・チクラミーノは、この日ステージ優勝したバッソへ移動。ベッティーニは明日このジャージを取り戻しに動くのだろうねぇ。
_ 3週間にわたって行われてきたジロもいよいよ最終ステージ。マドンナ・デル・ギザッロ教会の近くにできた自転車博物館前をスタートしてイタリア随一の大都市ミラノにゴールする、パレード的な要素もある日。
_ 110ガゼッタポイントはベッティーニが1位通過してポイント賞奪回に向け前進。ついでに110ガゼッタ賞もトップに(^^;。セッレイタリアのミッサーリアが逃げるも吸収。ミラノのクリテリウムに入ると、このジロで引退する、クイックステップのブラマーティ(ジャパンカップでは商売人と化すことでも有名^^;)が集団から前に出て、観客に手を振る。観客からは拍手が。そして、後ろを走る集団の選手たちからも拍手が。…いやぁ、こういうシーンは泣けるなぁ。と思ってたら、ブラマーティもサングラスを外して目をぬぐい始めた。ええ場面や…。
_ ゴールは集団スプリントへ。ミルラムがまた列車を作るが、最後に笑ったのはゲロルシュタイナーのフェルスター!あ。大穴予想で出したJSportsのクイズが当たってしまったよ(^^;。ポラックはまたしても勝てず。ベッティーニは4位に入ってマリア・チクラミーノの奪還に成功。
_ 表彰台。前日のシモーニとバッソの一件がまだ尾を引いていて、二人は顔も合わそうとしない状況。いつもは総合3位が肩を組みながら写真撮影…となるはずだが、それも行われず。2位に入ったグティエレスもやや困惑顔…。
_ バッソは最終的に2位グティエレスに9分以上の差をつけての圧倒的な優勝を成し遂げた。7月も、この強いバッソを見ることになるのだろうか。パンターニ以来のWツール達成に向けて、まずは初のグランツール制覇。とりあえずはおめでとう。
_ あとは例のドーピング問題がどう影響してくるか…。
_ F1モナコGP決勝。ジロの影響でレース観戦はおざなりになってしまったけど、とにかくおめでとう、クルサード。前が潰れた結果とはいえ、レッドブルに初表彰台をもたらすとは。しかも、ロイヤルファミリーの前での表彰式では、今回チームと映画プロモーションを行ったスーパーマンの赤いマントをつけて登壇。優勝者以上に目立ってます(^^;。最高です。
_ おかげでチームオーナーのクリスチャン・ホーナーはレース前の約束(表彰台に上がったら全裸でプールに飛び込む)を実行する羽目に(^^;(ここでもスーパーマンのマントが役に立ったが)。それに関して、クルサードはFIAのプレスカンファレンスでは放送禁止用語(?)を言ってたり…(^^;。
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優勝はアロンソ。ルノーのカルロス・ゴーン社長の目の前での勝利は重要ですな。予選で最後尾スタートとなったミハエルは追い上げて5位。ホンダがバトンが予選からふがいなかったが、バリチェロの方が頑張って4位入賞。トヨタはトゥルーリが終盤にマシンが止まってしまい3位表彰台を不意にしてしまった…。
この日記は、GNSを使用して作成されています。