_ 名古屋に行って映画鑑賞2本立て。1本目は「時をかける少女」。お客さんは20代かそれ以下がほとんど。席の埋まり具合は9割ぐらい?
感想は、素晴らしかったとしか言いようがないというか。主人公のキャラ通り疾走感のあるストーリーと展開のよさで、途中でだれるところもなく終わりまで。時間ものは伏線の張り方が特に重要だけど、この作品はそれが見事に決まっていた。声優も、声優経験のない役者さんが多いようだが結構ハマっていた。特に主人公。
_ いやぁ、もう一度観たいなこれ。
_ ところで、エンドロールで気づいたけど、杉並区役所にはアニメ係というのがあるのかっ!
_ 2本目は別の映画館に移動して「太陽」。「時かけ」の終了時間がこちらの開始時間だったため、行ったときにはすでに立ち見席しか残っていなかった。こちらの客層は、60代以上の男性がほとんどのようだ(^^;。
_ 「太陽」はロシアの映画監督ソクーロフが撮った、終戦直前の昭和天皇の苦悩を描いた作品。昭和天皇に扮するのはイッセー尾形。あの独特の口をぱくぱくさせるしぐさや、口癖だった「あ、そう」などを再現していた。ただ、ぱっと見こそは昭和天皇に似ていると感じたが、喋るとどうしてもイッセー尾形だなぁと思ってしまった。
_ 政治ドラマ的な部分があるのかなと思ったが、そういった部分はなくて、昭和天皇の内面を描こうと、ひたすら昭和天皇を中心に淡々と進んでいく。ただフィクションだらけな感じなので、真実味が感じられなかった。コミカルなシーンは面白かったけど。
_ ツール・ド・フランスで奇跡の総合優勝を果たしたランディス。その後、奇跡を演じた第17ステージ後に採取されたドーピング検査のサンプルAが陽性反応を示したことが判明し、一気に暗転。そしてサンプルBも陽性反応となりクロ確定となった。最高に面白かった今年のツールが、すべて台無しになってしまった…。
_ ランディス本人はドーピングを否定しているし、自分も少なくとも故意のドーピングではないと信じたいけど、ねぇ…。今のところペレイロが繰り上げ優勝となったという報はないが、たぶんそのうちそういうことになるのだろう。でもペレイロは(ランディスから)30分のボーナスを贈られての2位だったから、素直に総合優勝おめでとうとは言えないなぁ…。
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昨年のブエルタで優勝したエラスはドーピングが確定して優勝剥奪となっていて、さらに今年のジロで優勝したバッソはオペラシオン・プエルト事件で今のところ灰色。コチラもクロが確定したら、グランツールはこの1年ドーピングした選手が見た目上制し続けたことになってしまう…。
_ F1ハンガリーGP決勝。ハンガロリンク21年目にして初のウェットレースは、波乱の連続。まぁ、昨日のフリー走行でアロンソとミハエルが結果的に同じペナルティを喰らったところから波乱は始まっていたけれども。
_ 決勝は雨が降ったり止んだりで各チームともタイヤの選択が難しい状況に。その上、トップチームの車が続々とアクシデントに見舞われるという展開となり、その中で終始安定した走りを見せていた14位スタートのバトン&ホンダがトップに立って、気がつけば優勝が目に見えているという状況に。2位以下とは差があったものの、さすがにドキドキしながら終盤のレースを見続ける。
_ そして、歓喜の瞬間。ホンダが、第三期としては初の優勝!第二期の1992年にマクラーレン・ホンダとして優勝を飾って以来、実に14年ぶりの勝利。そしてオールホンダとしては39年ぶりという歴史的勝利。バトンは114戦目での初優勝。
_ 表彰台では「God Save the Queen」に続いて「君が代」が流される。F1で君が代が流れるのはもしかすると初めて?(60年代F1って優勝コンストラクターの国歌を流していたのだろうか?)いつもと雰囲気の違う国歌が流れて、みんなちょっと戸惑い気味?(^^;しかし遠からずこれが聞き慣れるようになるといいなぁ。優勝チームのトロフィー(関係ないけどハンガリーGPのトロフィーは趣があって好きだなぁ)は観戦に来ていたホンダの福井社長自らが受け取る。おいしいところを持っていくなぁ。
_ 2位のデ・ラ・ロサは初表彰台、3位のハイドフェルドはBMWザウバーとして初の表彰台と、初物づくしの表彰台だった。それだけ上位の選手がバタバタ倒れた結果といえるんだけど。
_ 終盤に失速→トラックロッドの破損でリタイヤとなったミハエルは、9位完走扱いでノーポイント。フランス・ドイツ・ハンガリーはタイヤ的にもブリヂストン有利でアロンソとの差を詰めるチャンスだったのに…。ところが、7位でフィニッシュして緒戦を初入賞で飾ったはずのBMWザウバーのクビカが、レース後の車検で最低重量規定違反により失格となり、ミハエルが8位に繰り上げとなって、1ポイント獲得にリザルト変更。まだまだミハエルにツキはあるのか?
_ クビカの最低重量規定違反は、もしかして経験不足でレース後にタイヤカスをしっかり拾ってこなかったせいでは…と思っていたら、ニキ・ラウダが同じことを指摘していた。やっぱそうか。
_ Fポン第5戦はオートポリス。トップフォーミュラ開催は実に14年ぶり(今日のキーワードか、14年ぶりって^^;)。波乱含みのレースに勝利したのは、インパルの松田次生。松田の優勝は、PIAA NAKAJIMAで高木虎之介のチームメイトとして走ったFポンデビューイヤーの2000年以来6年ぶり。あの時は虎之介が連戦連勝だったから、虎之介のセッティングのお蔭で勝てたという部分が大きかったように思う。それだけに、今回の勝利は彼のキャリアの中で非常に重要になってくるだろう。
_ それにしても、いつも活躍している「ガイジンドライバー」がアクシデントやトラブルに巻き込まれたりして、後ろから追い上げる形となったため、レースは面白いものになったなぁ。オートポリスのコースも結構よかったように思えた。
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しかし残念だったのはオーガナイズの悪さ。クインタレッリのペナルティストップの際に時計が止まってしまい、4秒余分にストップしてしまう羽目になったり(チームの抗議でレース後リザルトから4秒減算され、クインタレッリの順位が8位から5位!に修正)、序盤に止まった折目遼のマシンがガードレールの外に排除されておらず、最終ラップでスピンオフしたデュバルの車がそこに突っ込んでしまうというアクシデントがあったりと、ちょっといただけない点があった。来年も開催立候補しているので、是非ともこういったまずい点をなくしていけるよう改善していってほしいところ。
_ ドイツツアーが終了。総合優勝はフォイクトで、区間3勝も挙げる活躍っぷり。今年はジロでもツールでも目立っていたけど、ここまで活躍するとは。
_ ポイント賞はツァベルおじさんが獲得。しかし2着2回、3着2回、4着1回で、ステージ優勝また無しですか…。ただ、超級山岳のあるステージで、ラングと共に逃げを打ってポイントを稼いだのはさすがおじさんというか。一緒に逃げたラングも最終的に山岳賞を獲得。ラングって山男だったっけ?(^^;
_ 第1ステージではアスタナのカザフスタン人、アッサン・バザイエフが勝利し、アスタナチームに初勝利を献上。バザイエフはモンゴロイドなので、日本人っぽい。2004年に四日市で開かれたアジア自転車競技選手権で走っていて、個人TTで優勝しているのだなぁ。観戦しに行ったレースの方では8位に入っているけど、当時撮った写真の中には写っていなかった…。
_ 第3ステージではヴィーゼンホーフの若手ドイツ人、チオレックがツァベルを破って勝利し、昨年ドイツナショナルチャンピオンを獲ったのがフロックではないことを証明。ヴァッテンフォール・サイクラシックスでも5位に入り「あれ?なんでこんな上位にヴィーゼンホーフの選手が?」と実況陣を驚かせていたなぁ。来年はプロツアーチームに移籍してきそうだなぁ。
この日記は、GNSを使用して作成されています。