〜 いきているきろく 〜
2007年06月編 その1

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2007/06/02 (土)

青山高原サイクリング

ウインドファーム美里の風車
_ しばらく忙しかったため、実に2ヶ月ぶりのサイクリング。真夏になる前に訪れたかった、青山高原へ行くことに。(→本日の走行マップ

_ 津市の白山総合支所にデポして、まずは榊原へ向けて進む。左手に見える布引山地の稜線には、風車が林立しているのが見える。あそこま登るのだなぁなどと思いながら、県道28号亀山白山線を北上。高さ33メートルの純金の大観音像で有名な大観音寺も、いつ作られたのか分からない程古いCMで有名な「国民宿舎 紫峰閣」も無視し(笑)、榊原温泉の手前、青山高原まで11.9kmという案内標識のところで左折して県道512号青山高原公園線へ。

_ 青山高原公園線に入ったところから、少しずつ上り始める。安子谷川を渡ってから勾配がきつくなり、平谷付近で10数%の激坂に。2ヶ月ぶりのサイクリングで体が重いので、ここでやめようかと思ったぐらい…。平谷から西に進路を取り、8kmで600m登る、平均勾配7%台の峠道に。数回の休憩を挟みながら登っていくと、風車が見え始めた。しばらく進むと分岐点があったので、風車が見える右に曲がる。昨年稼働したばかりのウインドファーム美里の風車のようだ。駐車場があったが、観光客は少なめだった。さらに進むと航空自衛隊のレーダーサイトなどが見えたが、地図上に書かれていた折り返しの道が見当たらず、そのまま行くと長野峠方面へ下ってしまいそうなので、来た道を戻ってさきほどの分岐へ。

青山高原ウインドファームの風車
_ 分岐を右に進んで少し登ると、青山高原の尾根に辿り着く。標高800m前後。ここまで来ると尾根伝いに高原道路が走っているため、坂に苦しむことはなくなる。航空自衛隊の分屯基地を過ぎると、青山高原ウインドファームの風車の群れが姿を見せた。林立する風車はなかなか壮観…。休憩所で休み休みしながら、三角点展望台へ。2人連れのサイクリストが休んでいたので挨拶。反対側から登ってきたらしい。しばらく展望台から見える久居方面の景色を眺めながら、休憩。雲が多めなのが残念。

_ 展望台から先は下り。青山峠へ向けて一気に下りていく。そのまま下りきると初瀬街道(国道165号)に合流するが、下りきる直前に左に折れて、青山高原保健休養地へと向かう。ここから再び厳しい上り。約1km、10%近い上りでヘロヘロに。貸別荘などがある保養地に入ると勾配が緩くなり、管理センターで一息。高原道路は当然自販機などがないため、ここで水補給(三角点展望台にも自販機があったが買い忘れた)。

_ 再び下っていくと、大原越という峠へ辿り着く。ここを左に進んで大原へとさらに下る。…が、その下りで落車。路上の砂利で車輪を滑らせて、危うくガードレールに突っ込みそうに。幸い、左手をついた後ゴロンと転がる形で路面に落ちたため、擦り傷も何もなく済んだ。自転車の方は、左の変速レバーが内側に曲がってしまいギョッとしたが、手で元の角度に戻して普通に変速できたので、ホッとする。その後は、慎重に下って大原へ。

_ 大原の分岐からさらに布引峠へ向けて南進しかけたが、もう上りをこなす脚がないことに気づいて引き返す。ここから家城まで、一気の下り。平均時速40kmのダウンヒルを楽しんで、スタート地点の白山総合支所に帰り着く。

_ 本日の走行距離57.06km、走行時間3時間04分55秒、平均時速18.5km、最高時速62.6km。うーん、2ヶ月ぶりに走るのにはちょっときついコースだった。調子がよければ布引峠〜桜峠を辿って帰るつもりだったが、さすがに無理だった…。そのコースは、また機会があれば挑戦してみることにしよう。


ジロ・デ・イタリア第15〜20ステージ

_ しばらく見るので精一杯だったので一気に。

_ 15ステージはトレント〜トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードの184km。「3つの頂」を意味する「トレ・チーメ」は、ドロミテでも有名な山とのこと。最後にそのトレ・チーメへ向かって上る厳しい山岳ステージを制したのは、サウニエルデュバルの新鋭・リッコ。山岳の心強いアシストであるピエポリとともに手を挙げながらゴール。去年のジャパンカップに行っておけばよかった…(^_^;。下り得意のサヴォルデッリをアシストにつけたマッツォレーニが先頭集団を単独で追って5位でゴールし、総合2位にジャンプアップ。後方では総合を争う主要選手たちが、ディルーカに前を牽かせて集団いじめ。しかしディルーカはそれを耐え抜いて、最後はライバルたちを置き去りにして6位でフィニッシュ。ディルーカがこんなに強いとは…。シモーニはおいしい展開だったのに、自分自身がディルーカに後れを取ってはダメだねぇ。ディルーカに対し3分19秒遅れとなったシモーニの総合優勝の可能性は、ここでだいぶ消えてしまった。

_ 16ステージはアゴルド〜リエンツの189km。翌日のゾンコランへの上りを控えて、主要選手は動かず。さらに、雨模様で非常に寒そう。そんな中で、総合争いからすでに脱落しているガルゼッリが単独アタックを決めて今大会2勝目。プロコンチームのアクア・エ・サポーネにとってもジロ2勝というのは大きいだろうねぇ。

_ 17ステージはリエンツ〜モンテ・ゾンコランの142km。ゴールの地モンテ・ゾンコランは今大会で最も厳しい山岳。見るからにむちゃくちゃな勾配のコース(笑)。超一流の選手たちが、喘ぎながら登っていく。シモーニのアタック(というかペースアップ?)に対し、ディルーカ、クネゴが置いていかれたのに、ついてきたアンディ・シュレクには驚嘆。シモーニも振り返ってみたらシュレクがいてビックリした様子だった。最後はシモーニ、ピエポリ、シュレクの3人で山頂を目指し、ゴール数百メートルでサウニエルの二人がスパートしてシュレクを置き去りに。ピエポリがシモーニに前を譲り、シモーニがこの難関ステージの勝者となった。それにしても、ピエポリの働きぶりは凄いなぁ。先日リッコの初勝利を演出したばかりだというのに。自身も山岳賞を確実にして、今年の敢闘賞を差し上げたいぐらいの活躍だなぁ。一時距離を広げられていたディルーカは、マイペースで上ってタイム差を詰め、最終的には31秒遅れでゴール。最後の難関山岳ステージでロスを最小限に食い止めたことにより、ディルーカの総合優勝がかなり堅くなってきた。

_ 18ステージはウディネ〜リエーセピオの203km。ゴール前のカーブで発生した落車を尻目に、ペタッキがロングスプリント。パナリアのリチェーゼがペタッキの番手につけるも、そこから全く前に出ることができず、そのままペタッキがステージを制した。これでペタッキはステージ4勝。厳しい山も越えられるようになって、一回り選手として成長?

_ 19ステージはトレビゾ〜コマーノテルメの179km。雨の中、イバン・マヨが復活の勝利。マヨがグランツールで勝つのは、あの2003年のラルプデュエズ以来らしい。病気等で長らく低迷したけど、今年のツールの山岳ステージでジャージをヒラヒラさせながらアタックする姿が久々に見られるかな?それにしてもサウニエル・デュバルはこれで4人目のステージ優勝者を生んだことになるのかぁ…。

_ 20ステージはヴェローナまでの個人TT。雨になったが、波乱が起きるような落車等は無し。サヴォルデッリが、今大会の鬱憤を晴らす走りでステージ優勝。2位にサヴォルデッリからエースの座を譲り受けたマッツォレーニが入り、アスタナ1-2。このTTの結果、マッツォレーニは総合5位から3位にジャンプアップ。シモーニは表彰台圏外に脱落。もっともシモーニは、スタート前から妙ににやにやしていて、明らかに総合順位を守る気は無かったけど(^^;。ゾンコランで勝ったことで満足したのかな…。ここまで総合2位のアンディ・シュレクが6位という好タイムを出したが、ディルーカも8位と無難に走りきり、総合優勝はディルーカにほぼ確定。

_ 裏開催のバイエルン・ツアーでは、過去のEPO使用を告白したエリック・ツァベルが区間2連勝と活躍中。今までずっと心の中でひっかかっていたものを吐きだしたことで、心理的に楽になったのかな。世界選も出場OKとのことで、最後に一花咲かせてほしいねぇ。



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