〜 いきているきろく 〜
2005年10月編 その1

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2005/10/05 (水)

F1

_ 「ホンダがBAR株を100%取得」というニュース。まぁこれは既定路線なので大して驚きではない。しかし、「11番目のチームが来季から参戦、エンジンはホンダが供給」ってニュースにはびっくり。来季の佐藤琢磨の収まり所が、これでほぼ決まったか。それにしてもホンダが琢磨のためにここまでお膳立てするとはなぁ。でもどういうチームなんだろう…。

_ 9月28日の三重県知事定例記者会見。鈴鹿でのF1開催の継続を要望するためにローマでモズレーと会談する知事。富士にF1開催権を盗られないためにも頑張って欲しいところ。

それに対して記者の質問。

(質)ハンドル握るのは何が楽しいんですか。ドライブ好き、車が好き、スピードを出すのが好き?
(答)もちろんドライブもメカ、テクニック、こういったことも興味の中にはもともとありますけれど、今はどちらかというとやっぱり見て回れる、いろんな所を見て来られる、それが車というものは自由に移動できますから、そういう点が無くてはならないものだと、こういうふうに思っております。

(質)決して、壮年・高年暴走族ではないわけですね。
(答)聞かれている意味が分かりません。


…なんだこの質問…。今時自動車レース=暴走族という発想が根底にあるんじゃないか。低レベルだな…。

#ところで今年も決勝前に長い挨拶をするんだろうか…。

_ で、明日は特別ピットウォークに行く予定。



2005/10/06 (木)

F1特別ピットウォーク

_ 今年も行ってきました、F1特別ピットウォーク。週末は雨だというのに、天気良すぎ。

今年もサイン会付き。

_ 今年は3セッション。最初のセッションはピットのシャッターが閉まっているチームが多かったらしいが、自分が入ったのはサードセッションだったのでそのあたりの問題はなし。

_ 妙に殺風景になったS1スタンド正面入り口からホームストレートに入って、ピットレーン前でセカンドセッション組が終わるまで待機。S2上にできた新スタンドの威容を眺めてみたり。

新設スタンド。ガラス張りの中に入るためには、25万円が必要…。 逆に殺風景になったS1スタンド。屋根もなくなってしまい、雨がしのげない。上部には仮設席が。

_ 定刻通り、サードセッションのピットウォーク開始。とりあえず、ピットウォールの方を先に見学(^^;。マクラーレン、さすがにグレードがよさそう。しかしモニター横に貼られていた出走ドライバーの表、39ジョーダンの3rdドライバーの名前がキエーサになっているけど、もしかしてブラジルGPの時の表を貼ったまま?

最後のミナルディ マクラーレン。さすがにミナルディとは違う雰囲気…。 マクラーレンのモニターにあった出走ドライバーリスト。あれ?

_ マクラーレンのピット前。3枚刃のようなフロントウィング。こうやって見ると今のF1の各パーツって、一種の芸術作品のよう。

マクラーレンのフロントウィング。

_ チームスタッフがタイヤをカバー(ウォーマー?)でくるんでいる。これはスタンダードウェットですな。カバーには「SHALLOW WET」と書かれているけど、これが正式な呼び方?雨の予報が出ている今週末、このタイヤが大活躍することになるんだろうか。

真ん中に1本溝が走っている浅溝タイヤ。 カバーがかけられていく。

_ 一番奥(ピットレーン出口側)にフェラーリのピット。お隣が、BARホンダ。昨年度の成績順だけど…それぞれ来年は、何個横にずれることになるのか…。ちなみにBARのピット前は終始人だかりが凄くて近寄りがたい状態。

フェラーリピット。 BARピット。

_ フェラーリのモニターの下には、それぞれそこに座る人の名前が。ジャン・トッド、ロス・ブラウン、ナイジェル・ステップニー、クリス・ダイヤ…。こちらに貼られていた出走ドライバー一覧は、ちゃんと39 YAM-YAMAMOTOになっていた。あと、シューマッハ兄弟はファーストネーム表記。

クリス・ダイヤの席。 フェラーリのスタッフが作業中? こちらがたぶん正しい出走表。

_ ホームストレートでは原付バイクで琢磨が手を振りながら通過し、歓声が上がる。その後ルノーピットを見ていたら前をバトンが通過…。そのルノーピット、フィジケラが何度か出現。残念ながら手前の方まで出てこなかった。

フィジコ発見。眉毛の濃いチャンピオンは出現せず。 ルーバーダクトが特徴的なルノー。

_ ずーっと、順位が下のチームの方に移動。その最中、鈴鹿市の小学校3校が遠足でピットウォークを行うとのアナウンス。うらやましい限り。教育長があいさつしていたが、教育長はF1にどの程度理解があるのだろう(^^;。

キミ。 ザウバー。 V席スタンドに座っているお客さんのほとんどは、遠足中の小学生。
鈴鹿初登場のレッドブルレーシング。 マシン調整中のトヨタ。

_ ジョーダンのピット前、カーティケイヤンがいるのを発見。この人は鈴鹿はFポンで走っているので慣れているか。ジョーダンは今年で最後(もうチームの中身はミッドランドだけど)。エディ・ジョーダンの姿もなく、寂しいなぁ。

インド人でびっくり。 これだけだと何だか怪しげに見えてしまう…(苦笑)さて扉の向こうには、何が? ジョーダンという名前で鈴鹿を走るのはこれが最後なんだな…。

_ ミナルディもレッドブルのジュニアチームとなることが決まっているため、今年が最後。残念だなぁ…。

さようなら、ミナルディ。

_ そしてメディカルカーとセーフティーカーは当然のごとくメルセデス・ベンツ。

_ ピットウォークの最後の1枚。マクラーレンのチームクルーが取り付けようとしているのは、Juan Pabloの文字か?

作業中。

_ ピットウォークが終わって、サイン会の当落を確認。外れ…。10分の1の確率だからなぁ。A席に帰されたので、A席からVIPスタンドを撮影。

ドライバーの目を模したんだっけ。 小学生ピットウォークの模様。

_ どらちゃんとの合流待ちの際に、A席裏の放送ブース通路を通ろうとしたら、おや。2階の外国の放送局のスタッフが、下にいる人をからかっている。

オランダのTVスタッフ?がニヤニヤ。

_ 下にいたのは、川井ちゃん(笑)。ファンにサインをしている最中で、「サインカイ?」とか言われていたのだった(^^;。

川井ちゃん、応戦。

_ 正面ゲート前広場の巨大ブースはまだ準備中。一部の店で商売は始まっていたけど。

トヨタブース。 メルセデスブース。

_ どらちゃんと合流後、指定席の場所まで行って見心地を確認したり、特設パビリオン「日本のグランプリ史」を見たり。

_ その後、新スタンド付近へ。真裏に行ってみると…。…あれ。まだ工事してるのか?(^^;

新スタンド裏。 中央階段付近でまだ工事が…。最後の足場撤去かな?

_ 最後にV席の座り心地を確かめながら、ピットの様子をしばらく眺めていた。コンストラクターズタイトルを獲りたいマクラーレンがピット作業の練習をしていたり、引退間近になったペーター・ザウバー氏を発見したり。

タイトルかかっているだけに、真剣? ちょっと遠いけどペーター・ザウバー。横にいるのは奥さん?

_ と、一通り楽しんだ後、しばらく駐車場でくつろがさせてもらい、一旦帰宅。



2005/10/07 (金)

F1日本GP金曜フリー

_ F1日本GP開幕。1回目はドライ、2回目は途中からウェットに。1回目はマクラーレンのデ・ラ・ロサ(ヴルツじゃなかったのか)がトップタイムをマーク。…しかし、そのマクラーレン、ライコネンがエンジントラブルでストップ!エンジン交換→10グリッド降格決定…。コンストラクターズタイトル争いに影響が出るかな。ジョーダンの第3ドライバー、山本左近は1回目20位、2回目17位で、どちらもレギュラードライバーのタイムを上回る素晴らしいパフォーマンス。いいアピールになったなぁ。琢磨は1回目8位、2回目13位。

_ 日曜の天気はどうやら晴れになりそう。明日ももしかしたら雨は午前中だけ?うーむ、現地で見る分には雨の降る時間が短い方がいいけど、予選の時間は順位がシャッフルされるような降り方をしてくれたら面白いのだけどなぁ。後半に行けば行くほどラインが乾いてタイム更新、ってのはつまらないし。あと、フリー走行で走る車が少なかったら悲しい。



2005/10/08 (土)

F1日本GP予選

_ 朝、快速みえで鈴鹿入り。この日は職場の先輩と一部同行。この先輩、昨年土曜日だけ観戦する予定だったが、その土曜日だけが台風で中止となってしまい、F1初観戦の機会を逃してしまったのだった。今年も土曜日だけ観戦の予定で、見事に雨…(^^;。

_ 鈴鹿サーキットに着いた頃から雨が落ちだし、フリー走行は雨のセッションに。先輩は自由席で観戦すると言っていたが、雨の自由席はさすがにきついだろうと思い、エリア指定席の購入を勧め、B2での観戦に切り替えさせた。

_ フリー走行は雨のお蔭で全車の延べ周回回数が少なかった…(決勝は晴れとわかっていたので)。驚きは、1回目のセッションで好タイムを叩きだしたミハエルが、直後のラップのS字でクラッシュしたこと。今年はどうもうまく行かない…。雨はポンチョで凌げるものではなくなり、カッパで防戦。

_ お昼の間は雨が上がり、いったん雨具不要の状態に。そして公式予選。まず1組目、DCが慎重にアタックし、無難にアタック終了。1組目の最後のモンテイロがコースアウトしてしまった。

_ 2組目、Fポンで鈴鹿経験があるカーティケイヤン、ジョーダンにしてはいいタイム。3人目のヤルノがデグナーでコースオフ、ノータイム…。ヘアピンスタンドからはデグナーは立体交差に隠れて見えないのがちょっともどかしい。

_ 3組目のトップバッターは琢磨だが、その前に雨がポツリポツリと…。開幕オーストラリアGPの二の舞か?と心配したが、何とか保った。最速タイムを叩きだし、スタンド大歓声。しかし、続くクリエンがそれをあっさり上回り、がっくり。さらにラルフがタイムを更新。バトンはラルフにわずかに及ばず、暫定2番手に。バリチェロは伸びず。

_ 4組目、フィジケラが走り出したところで雨が本降りに。一気にカッパに着替え。ババをひいたのはフィジケラかと思われたが、セクター1でトップタイム。後半は雨の影響で順位を落としてしまったが、それでも3番手。雨が降っていなかったらポールだったか。続くミハエルが最悪のタイミングだった。もう完全に路面はウェット。スタンダード・ウェットタイヤでは為す術なく、アルバースの後ろに沈む。アロンソはエクストリーム・ウェザータイヤに替えたが、タイムは出せず。10グリッド降格が決まっているライコネンはとりあえず走ってノータイム勢より前のグリッドを確保。

_ ラストバッター・モントーヤはタイムアタックをせずピットへ戻り、順位確定。何と地元日本でトヨタがPPという快挙。そしてBARホンダが2番手。ここまで流れの悪かった琢磨は天を味方に付けて5番手!ルノー・フィジケラが前に残ったものの、他の速い車は全部後ろというバーニー・エクレストンもニヤリというグリッドになってしまった。明日は面白いレースが見られそうだ。

_ 雨の降り方が酷いので、どらちゃんとともに撤収。その途中で先輩から電話があり、B2まで来て欲しいのこと。どらちゃんと別れ、先輩と合流…するのに時間がかかり、結局インテグラの予選が終わった頃に合流できた。もうこうなったらFDの予選も見てしまえ、ということでそのままB2で観戦。塚越広大が一人だけ別次元の走りをしていた。2位以下に1.3秒差。明日はぶっちぎりか。

_ ということで帰路に。帰る頃には雨もほぼ止んだ。先輩は初観戦が雨に祟られて散々だったけど、「音が聞きたい」と言っていたので、V10エンジン聞き納めの今年中に見ることができて良かったと言えるか。

雨模様の鈴鹿、ヘアピン指定席より立体交差を臨む。 レッドブル・クルサード。今年は健闘した。 新王者アロンソ。 BARのバトン、99戦目。



2005/10/09 (日)

F1日本GP決勝

_ この日も快速みえで鈴鹿入り。昨日の雨とは打って変わって、いい天気になった。むしろ日差しがきついぐらい。

_ いつもの南ゲート(入り待ちで混雑するところ)ではなく、ヘアピン席に近いシケインゲートから入るため、サーキット道路を直進してサーキット入り。サーキット道路ではポール・ストッダート(だったのか?)、ティアゴ・モンテイロ、マリオ・イリエン、ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハに遭遇。

_ 今日の最初のレースはフォーミュラ・ドリーム。昨日雨の予選でぶっちぎりだった塚越の走りに注目だったが…後続の「スリーアド・カメラマンけんさわ FD」の松下が塚越の独走を許さず、健闘。カメラマンけんさわ氏も喜んでいることだろう。

_ インテグラ・チャレンジカップでは「ミスター・インテグラ」黒木健次の息子、黒木英春がヘアピンの先の所でオイルを撒き散らした。その後、周回遅れを挟んで親父がそこにやってきたので、息子の撒いたオイルで滑ったら笑えるなぁと思っていたけど、そこはさすがに何事もなく。結局、黒木健次がチャレンジカップを初制覇。

_ そして決勝は、言うまでもなく今年最高のレースに。最終ラップの逆転劇なんて、そうそう見られるものではないし。観戦していて一番面白かったのは、やはり前王者ミハエル、新王者アロンソ、そして将来王者になるであろうライコネンという組み合わせによるバトル。目の前ではオーバーテイクシーンは見れなかったけど、本当に面白かった。アロンソはミハエルを2度パス、さらにウェバーをホームストレートで芝生にはみ出しながらもパスするなど、王者らしい攻撃的な走りだった。佐藤琢磨は…うーん、昨日で運を使い果たしたか。そしてトヨタもBARホンダも表彰台圏外に終わり、まだまだトップチームとは差があるんだなぁと実感。

_ レースが終わってからどらちゃんと合流→別れ、伊勢鉄道で帰路についた。いやしかしいいレースだった。来年はH指定席じゃなくてD2かE2をとろうかな…。

将来のF1ドライバー?塚越広大 クルサードが飲んでいるのは本物のレッドブル、ってことはないだろう 元王者ヴィルヌーヴ。来年のシートはあるか。 前王者、新王者、将来の王者?の激しいバトル。



2005/10/10 (月)

_ 昨日の夜あたりから再び崩れてきて、今日は丸1日雨。晴れの特異日なのに。昨日の快晴は奇跡的だったな。



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