ジャズ・トランペット奏者メイナード・ファーガソンさん、78歳で死去。代表作は映画「ロッキー」のテーマソング…とどの記事にも書かれているが、クイズファンには「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ(「スタートレックのテーマ」&「チシャ猫のウォーク」)や「全国高等学校クイズ選手権」のテーマ(「ハリウッド」)の方がよく知られているだろう。あの高音域の響きは、一度生で聴いてみたかった。来月、日本ツアーをする予定だったのか…。ご冥福をお祈りします。
_ F1トルコGP予選はマッサが初PP、2位ミハエルとフェラーリ1-2(2-1?)。マッサがミハエルを下したというより、ミハエルが相当燃料を積んで最終予選に臨んだ結果、マッサよりも遅くなっただけのようだ。果たしてこのレースでミハエルがアロンソに何ポイント詰め寄ることができるだろうか。チャンピオンシップ的には面白い流れが続きそう。
_ スーパーアグリ勢は初日のフリー走行で快調な出だしだったが、予選は惨敗。琢磨は例の8コーナーで飛び出してしまったりして左近にも後塵を拝してしまった。ライバルのミッドランドはアルバースがQ1を通過し、予選16位(もっとも、エンジン交換で決勝は10グリッド降格だが)。
_ それにしても驚きは初日フリー走行でBMWザウバーのサードドライバー、ベッテルがトップタイムをマークしたこと。F1テスト経験1回で初コースだというのに、すごい。マリオ・タイセンもにんまりしてることだろう。
_ 今年最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが開幕。注目は、ツールに出られなかったアスタナのヴィノクロフ、ツールで骨折リタイアとなってしまったケスデパーニュのバルベルデ、それからジロで骨折しツールを欠場したミルラムのスプリンター・ペタッキ。
_ 総合優勝候補はヴィノ、バルベルデに加え、ジロとツールを走ってきてなおかつ今回エースとして戦う鉄人サストレ(CSC)、昨年繰り上げ優勝となったメンショフ(ラボバンク)といったところか。ヴィノのアシストはカシェチキンなどカザフ人がいっぱい。ヴィノの調子が悪ければ、カシェチキンがエースとして働く可能性も?バルベルデにはツールで繰り上げ優勝確実なペレイロの他、名の知れた選手で固めてきている。個人的にはラストラスのステージ優勝をまた見たい。CSCは…あれ?山岳のアシストって誰?ラボバンクはツールでメンショフを献身的にアシストしながら山岳賞に輝いた「フライング・チキン」ラスムッセンを連れてきているので、このブエルタも彼の働きに期待か?他にもアルディラ、ボーヘルト、ヴェーニングといい選手がアシストとして働きそう。あー、あと調子が上がってきてるなイバン・マヨ(エウスカルテル)も、一応頭の中にとどめておいた方がいいか(^^;。
_ ポイント賞は、いいスプリンターがいっぱい参加している中、最終的にはツァベルが獲るんじゃないだろうか。ミルラムのエース・ペタッキは山の厳しいブエルタを最後まで走りきるのは難しいような気がするし、マキュアンも途中で帰りそう。ハスホフトは残るかな…。あるいは総合争いをする誰かが賞をかっさらうかもしれないが…。
_ 山岳賞はラスムッセンに是非狙っていただきたいところ。グランツールの山岳賞を連取って過去にあんまりないんじゃないだろうか。自由に動ける面ではピエポリ(サウニエルデュバル)が有利かもしれないけど。
_ さて、初日はブエルタ恒例の(去年はやらなかったが)チームTT。といっても7.3kmとプロローグ並みに短く、顔見せ的なレースか。それでもCSCが大方の予想通り、他のチームを7秒以上突き放してステージ優勝。でも中間地点ではケスデパーニュに3秒以上遅れていたのだが…。先頭でゴールをしたサストレがリーダージャージのマイヨ・オロを着た。ちなみに2位のケスデパーニュが勝っていればガルシアアコスタが、3位のミルラムが勝っていればツァベルがマイヨ・オロを着ることになっていた。そっちの方が見たかった…。
_ 初日早々、ゲロルシュタイナーのエース、レベリンがロータリーで落車。さすがに一人で残り距離を走ったらタイムアウトになる恐れもあることから、シュトラウスがアシストとしてレベリンを救出した模様。
_ Fポン第6戦富士。またも雨がらみとなったが、今回はこのコンディションがいい方に働いた。レース開始前に雨が止み、スリックタイヤでいくかレインタイヤでいくかでドライバーの判断が分かれ、大勢がスリックを選択したが、予選中段の11番手に沈んだ松田と、後方の荒・折目がレインを選択。スタート直後に松田が一気にトップまで順位を上げると、2位トレルイエ以下を突き放しにかかる。折目も4位まで浮上。しかし路面コンディションが徐々に良くなっていき、次第にスリック有利に。
_ もはやスリック優勢が確実となったところで松田がピットへ。松田はこれでポイント圏外に転落。代わってトレルイエがトップに立ち、そのままトップチェッカー。一方後続では各所でバトル。特に高木虎之介とビョルン・ビルドハイムによる虎熊対決(Bjornはスウェーデン語で熊の意)が熱かった。
_ 本山はラスト数周で金石を抜いて3位表彰台。またインパルが表彰台の2席を占めた。松田は7位まで追い上げて終了…やっぱりちょっとギャンブル度合いが高かったか。スリック勢がほとんどノーピット作戦だったのが響いたなぁ。
_ それにしてもフォーメーションラップでスピンオフした小暮…。毎度毎度、何をやってるんだか…。
_ F1トルコGP決勝。レースの命運を分けたのは13周目のリウッツィのスピン。コース上に車を止めてしまい、SC出動。その間にフェラーリ2台、アロンソらがピットへ。ミハエルはマッサの作業を待つ形となり、アロンソに逆転を許してしまった。結局フェラーリはこのピットストップで出来上がったオーダーを崩すことができなかった。終盤、ミハエルがアロンソをファステストラップを叩き出しながら追い上げ、最終ラップの最終コーナーで横に並ぶが、0.081秒及ばず。アロンソ2位、ミハエル3位という結果に。チャンピオンシップ的に痛い0.081秒の差の敗北…。
_ トップを行くマッサは、2位アロンソとボスのミハエルがバトルをし続けたために、逆に悠々独走。ミハエルがアロンソをかわせばチームオーダーでトップを譲ることになったのだろうが、そうならなかったため、念願の初優勝を果たすことに。前戦のバトンに続いての初優勝劇かぁ。表彰台では久々にブラジル国歌が聴けた…。
_ 佐藤琢磨はオープニングラップの事故に巻き込まれて一旦車を降りたが、その後データ取りのためレースに復帰。順位無し。山本左近はオープニングラップの混乱に乗じて13位まで順位を上げるが、中盤にさしかかろうかというところでスピンアウトし、3戦連続のリタイアとなってしまった…。
_ ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージはマラガ〜コルドバの167km。画面に映し出される荒涼たるアンダルシア地方の風景が、いかにもブエルタって感じ。海を越えればアフリカだからなぁ。
_ 積極的に逃げたのはスペインのプロコンチーム、リラックスのデサラガ。終盤に来てディスカバリーのジョアキムとコフィディスのマリシャルが集団から飛び出し3人の逃げになるも、デサラガが脱落し、そして2人も集団に吸収。そこからはアタックする選手も現れず、ゴールは大集団スプリントに。
_ フルフラットなコースなだけにピュアスプリンターの闘いになるだろうと思っていたら、するするっと金ピカヘルメットのイタリアチャンピオンジャージが上がってきて、ベッティーニ(クイックステップ)が勝利のバンザイ。意外だった(^^;。ゴール直後、かつての彼のアシスト・パオリーニ(リクイガス)が握手。世界選に向けて調整ばっちりか?
_ 最後はミルラムが列車を作って、ペタッキではなくツァベルが発射されたが、ツァベルは勢いなく後続に飲み込まれて10位に終わってしまった。ミルラム列車はジロに続いて不発を繰り返すのか?
_ 他のピュアスプリンター、ハスホフトは2位で、マキュアンは4位、イサシが7位で、アイゼル8位、ナゾンは9位だった。ハスホフトはボーナスタイムを稼いで総合首位に。ポイント賞のお魚ちゃんジャージはベッティーニが着ることに。
_ サストレは残り2kmでパンクして、総合順位後退。ちょっともったいない。
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そういえば、知らん間にブエルタも表彰式用ジャージ(ツールのように後ろにジッパーがあるやつ)を作ってたんだなぁ。ジロは今年もジッパーなしで、選手自ら頭から被って着ていたが。
_ 夏休みその2をとって、外出。四日市で『時をかける少女』2回目を観る。やはり良作だ。しかし、平日とはいえ夏休みだからもうちょっと学生さんのお客さんがいるものと思っていたが、少なかった。残念。そういえば上映前に『日本以外全部沈没』の予告をやっていた(^^;。こっちはオリジナルに忠実なのかな。
_ 映画終了後は献血ルームで献血。血圧を測ってもらったら高く出てしまい、また前検落ちになったら嫌だなぁ…と思いながら、2回測り直していただいて正常値に(^^;。ということでようやく人生26回目の献血。家の近くに献血ルームがないから回数伸びないねぇ。せめて献血回数>年齢にしたいところだけど。
_ 献血終了後、鈴鹿へ移動して『ユナイテッド93』鑑賞。これもいい映画。9.11にUA93便の機内で起きたことは生存者がいない以上正確なところ不明だが、わかっている事実を元に物語が構成されていて、見応えあった。エンドロールを見ると、乗客乗員には、すべて役名(=実際の乗客者名)がつけられていた。遺族の同意を得ていることから、乗客乗員それぞれの人となりや特徴、経験など(パイロット経験者が乗っていた点とか)をきちんと踏まえて作られているのだろう。あの便に、日本人乗客が一人乗っていたというのは知らなかった。その役はきちんと日本人が演じている。
また、前半部分は主に同時ハイジャック発生に混乱していく管制塔や司令センターなどの様子が描かれているが、こちらは実際にあの日現場で事件に遭遇した関係者の何人かが本人役(エンドロールではAs Himselfと書かれている)で出演しており、現実に起きた様子がかなり忠実に再現されているものと思っていいんじゃないだろうか。特にハーンドン航空管制本部で重責を担ったベン・スライニー本人が出ているというのは凄いと思った。何せライト兄弟の時代以来初めて、アメリカ上空から航空機をいなくする、航空機の一斉着陸指令を出した人物なのだから。
_ 映画終了後(というかエンドロール開始後)、「テンション下がったー」と言って出ていく若い男とか、カップルとかがいたり。せめてどういう映画なのかリサーチしてから観ろよ(^^;。
_ ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ。ツァベル優勝、おめでとう!!
_ このところ、ずっと勝てずに2位ゲッターとなっていた(最近では2位すら取れなくなってきていた)だけに、このステージ優勝は本当に嬉しいなぁ。グランツールで勝ったのは2003年のブエルタ以来とは。これで通算199勝、節目の200勝まであと1勝かぁ。是非このブエルタでもう1勝してほしいなぁ(世界選で達成できたらもっと凄いけど)。
_ ミルラム自体、グランツールでステージを獲ったのは初めて?ゴール後の、ツァベルと共に喜び合うチームメイトの映像は、見てるだけでも涙が出そうだった。
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ハスホフト(クレディアグリコル)はまたも2位。総合リーダーとポイント賞リーダーを守りきって、序盤の平坦ステージ終了。そのポイント賞ジャージの表彰で、ジャージにプリントされたチームロゴが所属チームのクレディアグリコルではなくクイックステップになっていたのはビックリ。で、そのまま写真撮影に応じるハスホフト…。誰も気づかなかったのか?さすがスペイン、いい加減…。
_ ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージはプラセンシアからコバティーリャのスキー場までの178km、ラストは超級山岳の山頂ゴール。今度はディルーカが勝利!ツァベルに続いて復活の狼煙。今年最初の勝利とはねぇ。思えばディルーカの名前を最初に聞いたのは、2002年のブエルタだった(見たのは本放送ではなく総集編だけど)。ブエルタでの勝利はその年以来。
_ 序盤からラスムッセンらが逃げていて、ラスムッセン山岳賞狙いか?と思ったが、山岳ポイントでラスムッセンは動かず。ステージ狙い?と思ったが、逃げは捕まってしまい終了。チームのエース、メンショフは遅れてしまうし、一体何がやりたかったのか…。>ラボバンク
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マキュアンがタイムアウトで終了…。さすがのマキュアンも年がら年中好調って訳にはいかないか…。
この日記は、GNSを使用して作成されています。