〜 いきているきろく 〜
2007年05月編 その2

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2007/05/12 (土)

仕事は続くよ

_ 今日も休日出勤ですよ。5月はサイクリングに最適な月なのになぁ。最近体重がまた増えてきているのが気掛かり…。


F1スペインGP

_ F1スペインGP予選。Q1は大接戦で、12-16位はそれぞれ1分22秒491、501、502、503、508と、まさに1000分の1秒差の争い(^_^;。

_ Q2では、佐藤琢磨がコース上でストップ。デヴィッドソンも最終アタックでコースをはみ出してしまい、SAF1はQ3進出成らず。

_ PPはマッサで、以下アロンソ、ライコネン、ハミルトンと続き、2強が頭抜けていることを証明。トヨタはトゥルーリが6番手と好調。…ただし燃料が軽そうではある。

_ ホンダは少しだけ息を吹き返したかな。

_ ところで、バレンシアでのF1開催が決定したとの報。金のためなら1国1開催なんて、本当にただの原則だなぁ。しかも既設のバレンシアサーキットではなく、市街地コースだとか。今スペインGPが行われているカタロニアサーキットは自分的には屈指のつまらないコースなので、新しい市街地コースが面白いコースであればいいのだけど。

_ さらにシンガポールがナイトレースとしての開催が決定。ヨーロッパでの放送時間を考慮してということだけど、ただでさえ危険な夜間でのレースを、市街地でやって大丈夫なのかねぇ?ドライバーがボイコットしたりして…。


ジロ・デ・イタリア開幕〜裏切りのガスパロット?

_ 第90回ジロ・デ・イタリアが開幕。今年の第1ステージは、サルディニア島の北にあるカプレーラ島〜マッダレーナ島でのチームTT。カプレーラ島はイタリア統一の英雄・ガリバルディが晩年を過ごした地ということで、彼の生誕200周年を祝う今年のジロのスタート地点に選ばれたとのこと。ロードレースは歴史の勉強にも地理の勉強にもなりますな(^^;。

_ TTTといえばCSCが得意な種目だけど、今回はちょっと趣が違うコースだったよう。各チーム、選手がどんどんちぎれて減っていく。5人目のタイムがチームの成績となるのに、5人目の選手がちぎれてしまうチームがあったり…。ディスカバリーチャンネルは5人残って迎えた終盤にポポヴィッチが落車し、残る4人はポポヴィッチを待つハメになるという波乱。まぁ、ポポヴィッチがエースなので、もう一人残っていても彼を待ったかも知れないが…。

_ 各国のTTチャンピオンだらけのCSCのタイムを上回ったのが、アスタナ。優勝候補のサヴォルデッリが所属するだけに、モチベーションが高いな。そのアスタナをさらに上回ったのが、リクイガス。事前情報では、エースのディルーカを先頭でゴールさせ、マリアローザを着させるという予定だったようだが…

なんと終盤に先頭を牽いていたガスパロットが、ディルーカに譲らずそのまま最初にゴール。ガスパロットの後ろでは、そのディルーカが怒りの表情を見せつつ「何やってんだお前ー!!」と叫んだ(実際に何と叫んだのかは不明)。いやぁ最後にギャグをかましてくれるとは(^^;。

_ ということでガスパロットは説教部屋へ…ではなく、初のマリアローザを獲得。ディルーカもこんなことでいつまでも怒りはしないだろうけど、変にチーム内に不和が生じてたら大変だな(^^;。


ジロ優勝予想

_ そのジロの優勝予想をしておくことにしよう。総合の本命はクネゴ、対抗シモーニ、穴サヴォルデッリ。クネゴ、シモーニはチーム体制が整っているからなぁ。サヴォルデッリの所属するアスタナは、クネゴ、シモーニのチームからは少し落ちるような気がする。マッツォレーニが力強いアシストをしてくれそうだけど。あと、裏ゾンコランを代表とする今年の厳しい山岳ステージをこなす力が、クネゴ、シモーニの方が上のような気がする。次に来るのはディルーカだけど、未だグランツール向きの選手なのかよくわからない。

_ 山岳賞の本命はガルゼッリ。ガルゼッリは総合を狙いにいきそうだけど、いかんせんチーム体制がよくない。スカルポーニがOPの関係でメンバーから外れてしまったのは痛い。ということで、総合を狙いに行って山岳賞狙いに切り替えるというシナリオを予想。

_ ポイント賞の本命はベッティーニ。ジロのきつい山岳をこなしながらポイントを稼いで、ミラノまで残っていそう(笑)なのはこの人しかいない。ペタッキはまだ本来のスプリント力を取り戻せていないように見える上、頼みの発射台ヴェーロを怪我で失って、なおかつツァベルも出ていないようでは、どうもあまり勝てそうに思えない。マキュアンに何度もしてやられそうな気が…。平坦ステージではハスホフトを擁するクレディアグリコルも侮りがたい。総合力のあるカウッキオーリをエースに立ててはいるが、ボドロギ、ディーン、フルランと、平地向きの選手を揃えているからなぁ。

_ 他に、ステージ優勝などの活躍を期待したい選手は、ピエポリ(去年も山で勝っている)、ラストラス(個人的に好きなので)、パッラ(山岳2連勝)、ルビエラ(ジロと相性が良い)、フォーテン(去年ツールで新人賞をクネゴと争った)、アンディ・シュレク(兄よりも実力高いらしい)、イグナチエフ(春に活躍してた)あたりかな。



2007/05/13 (日)

F1スペインGP決勝

_ スペインGP決勝。アクシデント続発の中、佐藤琢磨が8位に入ってSAF1に初のポイントを献上!ルノーのトラブルに助けられたとはいえ、昨年のチャンピオンチームの車2台に挟まれた形での8位入賞は、1年前では本当に想像もできなかったこと。諸手を挙げてバンザイ。しかし、ダウンタウンの浜ちゃん(前回来たときは第3期ホンダが初優勝)は、幸運の神様なのか?(^_^;

_ その一方で本家ホンダはまだ0点…。同士討ちしていてはねぇ…。トヨタは6番グリッドを獲得したトゥルーリがスタート前にマシントラブル、せっかくの好位置をフイに…。

_ ハイドフェルドは本当にもったいないレースだったなぁ…。転がるホイールナットを足でキャッチする心優しい?トヨタのピットクルー(^^;。

_ アロンソとの1コーナーの争いを制したマッサがそのままポール・トゥ・ウィンで、チャンピオンシップポイントの遅れを取り戻したが、ハミルトンがまたも手堅く2位に入り、新人ながらポイントリーダーに。ロン・デニスの秘蔵っ子恐るべし…。

_ それにしても、スペインGPってここまで荒れた記憶がない…。


ジロ・デ・イタリア第2ステージ

_ ジロ第2ステージはサルディニア島が舞台。5人の選手が逃げるが、捕まる。2級山岳の下りでラストラスがアタックするが、やはり吸収。でもラストラスの下りアタックが観られたのは嬉しかった。

_ 最後は集団スプリント。ミルラムが完璧な列車を形成するが…マキュアン、見事タダ乗りで勝利(笑)。ペタッキ失速→マキュアン強奪勝利…は、あまりに予想通り過ぎる展開だった…。ペタッキはいつ復活するのだろうか…。

_ ガスパロットが順位的に遅れたため、マリアローザは無事に(?)ディルーカに移動。一番ホッとしてるのはガスパロットだろうか?(^^;



2007/05/14 (月)

ジロ・デ・イタリア第3ステージ

_ サルディニア島での最後のステージ、どのチームも集団の主導権を握れないまま、混戦模様のスプリント勝負に突入。まだゴールまで距離のある時点で、ペタッキが先頭に!このところのペタッキならすぐに集団に埋もれてしまうはずだが、今日は脚が全然違っていた。見事なロングスプリントを見せて、誰にも前を譲らないままゴールへ。2005年以来のジロステージ優勝。2004年にはジロのステージだけで9勝を挙げた程の選手が、この1勝で感情を抑えきれずに泣き崩れた。それほどこの1年、骨折以降の不調に苦しんでいたのだろうな…。思わず自分ももらい泣き(^_^;。今回のスプリントシーンは、ペタッキのキャリアの中で一番素晴らしいものだったと思う。この後のステージでも活躍してくれるかな。

_ マリアチクラミーノを獲得し表彰されるペタッキの後ろでは、アシストのオンガラトらが嬉しそうな顔を覗かせていた。今回、ミルラムはゴール直前に列車を作れなかったけど、決して彼らが頑張らなかったというわけではない。それまで強力な逃げをうっていたティンコフのイグナチエフとクイックステップのヴィスコンティを追うために彼らが力を使いまくったからこそ、最後集団ゴールとなって、ペタッキに勝機が訪れたわけだ。

_ マリアローザは、再びガスパロットに移動。スプリントに絡んで8位に入った結果らしい。またしてもガスパロットにリーダーを奪われたディルーカは果たして頬をピクッと動かしたのだろうか?(^^;



2007/05/16 (水)

無灯火自転車

_ 無灯火の自転車同士衝突 71歳女性が死亡、中学生聴取 大阪・東淀川。両方とも無灯火というのが何とも…。どういうことか無灯火で自転車乗る人は、年齢に関係なくいるのだよなぁ。分別がつくであろう大人であっても、無灯火で走っている人をやたらと見かける。自分もひやりとしたことが何度あることか。無灯火自転車はどんどん取り締まってほしいが、そうそう減りそうにはないなぁ…。ハブダイナモが標準装備にならないとダメなのかなぁ。


ジロ・デ・イタリア第4ステージ

_ ディルーカが頂上ゴールを制して、再びマリア・ローザ獲得。2001年の同じコースで、先頭を走っている最中にチェーンが切れて勝利を失ったペレス・クアピオ(チェラミカ・パナリア)が上りの途中で集団からアタックし、6年前の雪辱を晴らそうと頑張ったものの、最後はリクイガスがコントロールする小集団に追いつかれ、ディルーカの勝利に終わった。でもペレス・クアピオが山で魅せてくれたのはすごく久しぶり。まだ腐っていなかったんだねぇ。6年前にこのコースを制したのがディルーカというのも、なかなか因縁深い。



2007/05/17 (木)

ジロ・デ・イタリア第5ステージ

_ ジロ・デ・イタリア第5ステージはワインの産地フラスカーティがゴールの地。そのゴール手前は、投書もの?(^^;の危険なコースレイアウトで、ミルラムがスプリントの主導権をとってペタッキが飛び出すも、連続するカーブと他の選手と絡みそうになって失速。で、ゲロルシュタイナーのフェルスターが昨年の最終ステージ以来のジロ勝利。

_ 今日は(も?)ティンコフ勢が大張り切り。2度目の逃げとなるイグナチエフ、その後アッジャーノ、最後にコメッソが飛び出して、かなり目立っていた。ハミルトンがいないけど、よく頑張っているなぁ。

_ CTのプレゼント企画(ステージ優勝者当てクイズ)、今日はフェルスターに投票していたのだけど、残念ながら抽選の結果ハズレだった。当選確率3分の1だったのだけどねぇ。ちなみに昨年のジロのJSportsのプレゼント企画でも、同様にフェルスターで優勝予想を当てて、その時はモレッティビールを貰っている。何故かフェルスターと相性がいいな(^^;。

_ 放送時間が延びた(24:00終了予定→レース終了24:30頃)ので、裏番組の『ロケットガール』の視聴を切ることに…。最終回だったのだが…。



2007/05/18 (金)

ジロ・デ・イタリア第6ステージ

_ ティヴォリ〜スポレートまでの177km。1級のテルミニッロ峠を中盤に通過するステージ。ディルーカがマリア・ローザを放棄する作戦に出て、ラベルデ(チェラミカ・パナリア)とピノッティ(T-Mobile)が逃げ切り。最後はマリア・ローザが確実なピノッティがラベルデの肩を叩き、勝利を譲る形でゴール。

_ さて、ディルーカはピノッティに預けたマリア・ローザを、再び自分の手元に戻すことができるんだろうか。



2007/05/19 (土)

ジロ・デ・イタリア第7ステージ

_ スポレート〜スカルペリアまでの254km。今大会最長ステージ。終盤に3級山岳があるものの、全体としては平坦なコース。ラストはMotoGPでおなじみの、ムジェロ・サーキットへ。集団からコメッソ(ティンコフ)がアタックし、いい逃げを見せるが、ミルラムトレインに先導された集団に吸収、かわってカンチェラーラ(CSC)が飛び出したが、やはりミルラムトレインには勝てず、集団スプリント勝負へ。

_ オンガラートから発射されたペタッキに、ハスホフト、ベッティーニ、ナポリターノというスプリンターたちが並びかけるが、復活したペタッキには及ばず。ペタッキがこのジロ2勝目を飾った。どうしたことかマキュアンは沈没。ベッティーニは落車した2日前から精彩を欠いていたけど、今日はきっちりと持ち直してきたなぁ。マリア・チクラミーノ争いは、ペタッキがかなり他を離しつつあるが…。



2007/05/20 (日)

ジロ・デ・イタリア第8ステージ

_ フェラーリ60周年を記念して、スタートはムジェッロ、そしてゴールはフェラーリ本社のあるフィオラノ・モデネーゼ。ゴール前に、前日のムジェッロ・サーキットに続いて今度はフィオラノ・サーキットを走るという、フェラーリファンにはたまらないコース。歴代のフェラーリ名車の姿もチラリ。

_ レース前半に形成されたベッティーニを含む22人という大所帯の逃げが決まり、そこから誰も飛び出すことができないままゴールへ。最終盤になってティンコフのブルがアタックし、パナリアのセッラが追いかける。ティンコフもパナリアも、使っている自転車はコルナゴ。フェラーリと何度もコラボしているコルナゴとしては、ここで勝ちたいところ。しかし、後方からベッティーニが物凄い勢いで追いかけて、あっという間にセッラを追い落とす。が、そのベッティーニの後ろにぴたりとつけていたアルヴェセンが、ベッティーニをゴール手前でかわしてステージを制した。この22人なら「ベッティーニのお尻」が重要だなと思って見ていたら、まさにその通りとなった。

_ 追走集団は、マリア・ローザのピノッティが自ら牽かざるをえない状況。サウニエルデュバルも牽いてくれない。一時は逃げ集団にいるリクイガスのノエがバーチャルリーダーになっていたが、なんとかタイム差を詰めて、ピノッティはマリア・ローザの死守に成功。ノエは28秒差の総合2位に。ノエもかつては総合上位に食い込んだことのある選手だが、今はディルーカのアシストでしかないということかなぁ。過去に総合4位になったことがあるチオーニ(ロット)も、ディルーカに対し2分ほどリードする結果となったけど、やっぱり総合を争う選手たちから見れば彼も眼中にない選手ということかねぇ。

_ ツアー・オブ・ジャパンを観に行きたいけど、休みなんて取れない状況…(;_;)。来年こそは…。



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