〜 いきているきろく 〜
2009年03月編 その3

[前日へ]  [後日へ]  [最新版へ]

2009/03/21 (土)

鎌倉サイクリング

_ 鎌倉に移動して、駅近くのレンタサイクル店で自転車を借りてサイクリング(→走行マップ)。借りたのは、3段変速のシティサイクル。アップハンドルで、正直乗りにくい。MTBをレンタルしている店もあったのだけど、営業開始時間が遅いので断念。


由比ヶ浜→高徳院

鎌倉大仏
_ まずは若宮大路を南下して、由比ヶ浜へ。まだ寒いこの時期でもサーファーで賑わっていた。夏になるともっとスゴイのだろうなぁ。

_ 鎌倉と言えば大仏様、次は高徳院へ。しかし、駐輪場の場所がわからず周囲をうろうろ。駐車場の人に訊いたら、境内に入ってすぐ右とのこと。行ってみたら、山門手前に確かに駐輪スペースが。「駐輪禁止」の文字には気がついていたが、その下に「駐輪場→」と書かれていたのが見えなかったのだよ…。

鎌倉大仏を訪れたのは、小学校の修学旅行以来約20年ぶり。700年以上鎮座されている大仏様から見れば、たいした時間の経過ではないかもしれないが。で、当然のごとく?胎内拝観もしたり。その後、「鎌倉や みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」の歌が刻まれた与謝野晶子歌碑などを見ながら、境内を一回り。


長谷寺→稲村ヶ崎

長谷寺
_ 続いて長谷寺へ。長谷寺というと、奈良の方を思ってしまうが、こっちの長谷寺はあじさいで有名みたいだ。境内はいろんな花が咲いていて、写真を撮るネタに困らない。本尊の十一面観世音菩薩像は9.18メートルもある木造の仏像で、日本有数のものらしい。さらに境内を上がっていくと展望台があり、先ほどの由比ヶ浜が眺望できてよかった。







トンネルへと消える江ノ電
_ 少し西に行って、江ノ電極楽寺駅。江ノ電がトンネルに消えていく風景を撮ったり、『ふたつのスピカ』の唯ヶ浜駅のモデルとされる極楽寺駅を撮ったり。











稲村ヶ崎から江ノ島を望む
_ そこから海岸沿いに出て、新田義貞徒渉伝説地でもあり(『太平記』を読んでないが)、『稲村ジェーン』の舞台ともなった(映画を見ていないが)稲村ヶ崎へ。西には七里ヶ浜に江の島、そして春霞の向こうにうっすらと富士山の勇姿が。コッホ博士の来日記念碑なんかもあったり。







稲村ヶ崎
_ 七里ヶ浜沿いの国道を快走し(国道を走る自動車は渋滞でノロノロ気味)、小動岬へ。岬の西側にある腰越港は工事中で、残念ながら小動岬は見られず。


江の島ぐるぐる

江島神社鳥居
_ でいよいよ江の島へ。3連休の中日でしかも唯一の晴天日ということもあって、付近は大賑わい。江の島弁天橋は自転車をひいて渡って、江の島へ。駐車場の空き待ちで混雑する車道を横目に湘南港を見て回った後、自転車を駐めて展望台などのある頂上部へ。

お土産屋さんが並ぶ参道を登り切ると、江島神社の赤い鳥居があり、その左手に有料エスカレーター「江の島エスカー」の乗り場が。これに乗ると楽に頂上部へ向かうことができるとのことだが、あいにく小銭が無かったので石段で上ることに。

江島神社

江島神社に参り、頂上部へと上がるが、頂上に聳える江の島展望灯台は上るのに待ち時間が20分と書かれていたため、サムエル・コッキング苑ともども行くのを断念し、岩屋めぐりへ。







岩屋入り口で渡されるろうそく
_ 江の島の岩屋は、長い歳月をかけて波が岩を削り取ってできた洞窟だそうで、奥行き152mの第一岩屋と奥行き112mの第二岩屋からなる。料金所で入洞料を払い、第一岩屋の方へ進むと、入り口でろうそくを渡された。






岩屋
_ この灯りを頼りに洞窟奥へと進んでいくところは、なかなか趣があって良かった。洞窟内には様々な石像物が。第二岩屋の方は…うわこれは残念。作り物の龍がアトラクションとして設置されていたのだった…。


鎌倉画廊「イチハラヒロコ展」

湘南モノレール
_ 予想外にここまでで時間をとってしまったので、岩屋から自転車を駐めたところまで急ぎ足で戻り、江の島を脱出。新江ノ島水族館前を通過した先から、陸地に折れて江ノ電鵠沼駅方面へ。鵠沼駅付近から何度か境川を渡り、片瀬山の丘陵団地へと入る。ここから先はアップダウンの連続で、アップハンドルで上体がどうしても起きてしまう自転車ではつらい。ヒィヒィ言いながら片瀬山を登り切ると、湘南モノレールが頭の上を通過していった。西鎌倉駅まで下り、そこからまた鎌倉山への上り。

旧・鎌倉画廊

次の目的地は、イチハラヒロコ展「王子さまが来てくれたのよ、世界でいちばんしあわせよ。」開催中の「鎌倉画廊」。ここは鎌倉山の頂上にあるというので、とにかく上っていく。鎌倉山のロータリーを過ぎた先を左折して、最後の上り区間。辿り着いた先は…ここが鎌倉画廊?建物手前に「鎌倉画廊P→」と書かれていたが、人の気配がない…。まさか休み?玄関扉を見てみたら、「鎌倉画廊は移転しました」の張り紙が。先ほど通過した、鎌倉山ロータリー近くに移転したとのこと…(@_@;。

_ ロータリーまで戻り、しばらくウロウロした挙げ句、「ああこれだな…」とまだ新しい建物を発見。やはりそれが移転後の鎌倉画廊だった。

画廊に足を運んだ機会は今回初めてで、入館直後思わずポケットから財布を取り出してしまったり(^_^;。展示室は2階と3階。3階では、140×140cmのシルクスクリーン・キャンバスに描かれたイチハラヒロコ作品が展示。ゴシック体の言葉アートと対面しながら、ニヤリと笑ったり、うなずいたり。入り口のところで、人生3回目の「イチハラヒロコ恋みくじ」。出たのは「さよならはあまりに急。」だった…。


東勝寺跡と北条高時腹切りやぐら

東勝寺跡
_ 鎌倉画廊を出て、鎌倉山を下り、梶原団地(また上り…)を経由して源氏山公園方面へ。源氏山公園への上りの頃はもう足が無くなっていて、自転車を押して上がることに。レンタサイクルの返却時間が近づいてきたので、銭洗弁天は前を通過しただけで参拝せず、そのまま鎌倉駅付近まで下る。サイクリングでの最終目的地は東勝寺跡と北条高時腹切りやぐら。大正13年につくられた「近代土木遺産」東勝寺橋を渡り、鎌倉幕府滅亡の地・東勝寺跡へ。跡地は原っぱになっていて、道路からはフェンスが張られていて中には入れなくなっていた。

北条高時腹切りやぐら
_ そこから少し山へと向かい、北条高時腹切りやぐらへ。前日の雨でドロドロになっている土道を上がっていくと、山の斜面に洞穴が掘られていて、その前に1基の卒塔婆が聳え立っていた。どうやらこれが「北条高時腹切りやぐら」らしい。ちなみに「やぐら」は「櫓」ではなく、「窟・岩倉」で、横穴墳墓、供養所を意味するとのこと。その「やぐら」の中には石塔とたくさんの卒塔婆が。東勝寺で自害した北条高時以下870人の鎮魂のお参りをして、ここを後にした。


ラストは鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮舞殿
_ それから鎌倉駅まで戻ってレンタサイクルを返却し、あとは徒歩で移動して、鶴岡八幡宮を参拝。鳥居をくぐった先にある太鼓橋の左手に、河津桜が咲いていた。境内を進んでいくと舞殿のところで、笙の音色が。建物の陰から和装の新郎新婦他の行列が現れて舞殿に上がり、神前結婚式が始まったのだった。いいタイミング。それから石段を上って本宮を参った後は、若宮大路のいも吉館で紫いもコロッケを食し、土産に豊島屋の鳩サブレーを買って、鎌倉を後にした。結構ハードな観光サイクリングだった…。



2009/03/28 (土)

[F1] 開幕戦豪州GP予選

_ 今年のF1が開幕。車両規定が大幅に変更され、勢力図が変わるのでは…と噂されながら迎えたフリー走行では、ウイリアムズ・ブラウンGP・トヨタが好タイムをたたき出し、早くも下克上の予感。

そして予選…なんとブラウンGP2台が他チームを圧倒。去年走らないマシンで苦しんだ、バトン&バリチェロがフロントロウを独占するという結果に!確かにシーズンオフのテストでは好調ぶりを見せていたブラウンGPだけど、注目されることによってスポンサーを集める作戦だろう…と思っていた。それが、ホントに速いとは。ロス・ブラウン、その手腕はさすがだ。ホンダはやむを得ないとはいえ、もったいないことをしてしまったのかなぁ…。ちなみにデビュー戦でPPを獲ったコンストラクターは、70年のティレル以来とのこと。

_ ブラウンGPにはスポンサーロゴも少なく、白いマシンには大きく「Brawn GP」の文字。予選を終えて車から降りた2人のドライバーのレーシングスーツも驚くほどスペースだらけだった。今回ヴァージン・グループがスポンサーについたが、これからどんどんマシンのカラーリングなんかが変わっていくのかなぁ。

_ ブラウンGPに続く予選3位はレッドブルに移籍したベッテル。同僚で地元のウェバーを差し置いてのこの予選順位はたいしたもの。ただニューウェイがつくったこのマシン、かなり壊れやすいようだから、決勝は完走できるかが見物だなぁ。

_ フリー走行はトップを連発したウィリアムズ・トヨタのロズベルグは5位発進。一方の中嶋一貴はQ2敗退の13位。頼むよ一貴…。本家トヨタは6位と8位でまぁまぁの滑り出しだったが、予選後に「フレキシブルウィング」であると咎められて予選失格、決勝は最後尾からのスタートとなってしまった。規定に違反しないウィングを明日までに用意できるのかな…?

_ 去年の2強、フェラーリは7位-9位に終わり、マクラーレンはなんとQ2でハミルトンがトラブルで走れず(15位)、コバライネンはQ2でタイムを出した中で最下位(14位)と、散々な出だし。この2チームがここからどこまで這い上がってくるか…が今期の見所の一つにもなりそう。昨年後半尻上がりに良くなったルノー勢も、また去年序盤の位置に戻ってしまったかのようで、アロンソ12位、ネルシーニョ17位に終わってしまった。

_ 今年から導入されたKERS(運動エネルギー回収システム)だが、これを利用した7台のマシンは上位に残れなかった(最高位はマッサの7位)。特にBMWザウバーはハイドフェルドがKERS使用→11位、クビサ不使用→4位、と明暗を分ける結果に。

_ で、予選後の各車重量が発表されて、またビックリ。Q3を闘ったマシンの中で、ブラウンGP勢が一番燃料を積んでいたとは。こりゃぁ決勝は独走かな。77年アルゼンチンGPのウルフレーシング以来の、デビューウィンなるか?



2009/03/29 (日)

[F1] 開幕戦豪州GP決勝

_ F1豪州GP決勝は、ブラウンGPが、1954年フランスGPでメルセデスベンツがW196ストリームライナーで成し遂げて以来55年ぶりとなる、新チームによるポール・トゥ・1-2フィニッシュを達成。ウォルター・ウルフレーシングの記録どころじゃなかったねぇ(^^;。バトンは最後まで隙を見せず余裕のレース運び、バリチェロはスタートで遅れてクラッシュに巻き込まれるも、幸運にもたいしたダメージはなく、終盤には2-3位のクビサとヴェッテルが絡んで消えるというさらなる幸運もあって2位復帰。対照的なレース展開ではあったけど、無事元通り1-2位を占める形に。ホンダの人たち、さすがに地団駄踏んでいそうだなぁ…。

_ 3位表彰台→ペナルティで12位となってしまったトゥルーリ。「SC中にハミルトンをオーバーテイクした」ということだけど、SC導入→トゥルーリがコースオフ→ハミルトンがトゥルーリをパス→ハミルトンが急減速してトゥルーリがポジションを取り戻す…という流れだったようで、要はハミルトンが、SC中に(結果として)トゥルーリを抜いてしまった!とりあえず元の順位に戻しておかなきゃ!ってことで急減速して自ら順位を下げただけじゃないのか?それなのにレース後にマクラーレンがこの件で抗議するというのは意味不明。さらにSC導入でギャップが無くなっているのに25秒ペナルティがそのまま課せられるというのがなんとも不可解。普通にレースをしていたらたった25秒で9つも順位を失わないからなぁ。トヨタの異議申し立てが実ることを祈る。

_ で、昨年の2強はハミルトンが上記の理由で3位になった以外は惨憺たる結果。ただチーム力は間違いなく高いので、これからどんどんブラウンGPに追いついてくるだろう。逆にブラウンGPは確保すべき資金がまだまだ足りないようだからなぁ…。

_ 中嶋一貴は自らのミスで縁石に乗ってスピン、クラッシュしてリタイア。完走していたら表彰台の可能性が充分あっただろうに、何でこんなミスをするのか…。

_ マシンは醜くはなったけど、レース自体は至る所でバトルが繰り広げられ、面白くなったように思える。新アイテム・KERSをいかにうまく使うかは、各チームまだこれからというところかなぁ。あとは性能差がはっきり出るようになった2種類のタイヤ。今回はタレまくるスーパーソフトの使い方が鍵だったねえ。


[F1] 日本GPチケット

_ 本日発売、F1日本GPの観戦券。3年ぶりの鈴鹿ということで、奮発してB2(旧E2)をゲット。しかし、売れ行き良くないのかねぇ。以前の旧E2なら、すぐに売り切れてしまうところなのに…。

_ そういえばQ2(シケイン上段)は仮設席じゃなくて常設席なんだねぇ。どおりで値段も高いわけだ。4月12日に様子見できるかなぁ。



[前日へ]  [後日へ]  [最新版へ]

この日記は、GNSを使用して作成されています。

E-Mail Address:idris@mint.or.jp  
idrisのほーむぺーじ